新人警察官は駆け上がる





































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第16章 守り抜け!!
当然の結果
犯人から指定された場所に行く。
場所は、乃木坂区の廃工場。
約2年前に俺が、たまたま来た場所だ。
あの時のことを思い出す。
電話かけてきたのもあの人だな。
バイクを止め、中に入る。
中心部の柱に菅井さんが、逃げようと身体を動かしている。
その前に男が立っていた。
津田「おい、来てやったぞ。菅井さんを解放しろ。」
「ふん、正義のヒーローの登場か?津田。」
津田「やっぱり、あんただったのか。向井さん。」
約3年前にヤクザと繋がっていたことと犯罪に手を染めて警察官を辞めた向井さんがいた。
津田「どうしてこんなことを。」
向井「俺が捕まってなかったら、俺がこいつらと絡んでいたんだぞ?それもお前がここに来てから俺の人生が狂ったんだぞ?」
津田「はぁ?」
向井「だってそうだろ?あの時に、俺があのつるんでいたヤクザと縁が切れれば、俺も正義のヒーローとして今も活躍していたんだぞ?責任取れよ。」
津田「何を言っているのかわかりませんね。」
向井「だからよ!!お前を殺すんだよ!」
ハンドガンを向けられる。
菅井「津田さん!逃げて!!」
津田「お、おい!正気ですか?!」
向井「俺は、正気だよ。お前があの場面を見てから、俺の人生が狂ったって。俺は、あのあと泥水を啜る人生を送ってきたんだぞ?」
津田「それは、自業自得ですよね?」
向井「あぁ?!お前が全て悪いんだよ!!今回もお前を陥れるために仕組んだよのよ!勝手に謹慎になりやがって!全部お前が悪いんだよ!!」
菅井「いや!やめて!!津田さん!!」
津田「俺を殺しても、いい人生を送れるとは思いませんよ。」
向井「んだと?!そのまま死ねや!!」
引き金を引こうとした瞬間
ピューン!と言う音が鳴った。
向井「ぬぁ!!」
向井さんの右腕が血で染まっていた。
「確保!!!!」
警察官がぞろぞろ入ってきた。
向井「お、おい!警察官呼ぶなって言ったじゃねぇーか!!」
津田「警察官には、連絡してませんよ。俺の上司には電話は、しましたけど。」
向井「お、お前!!」
津田「地獄に行け。そして、小林さんと大沼さんに呪われろ。」
事件が解決した。
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十津川「たく、お前は本当に怖いやつだな。」
津田「すいません。」
俺は、また署長室に呼ばれている。
十津川「謹慎中に犯人と接触するのは、いかがなものかな?」
津田「すいません。ですけど、菅井さんが危険な目に遭っていると思うと・・・」
十津川「お前は感情的になる以外は、完璧なんだけどな。」
津田「あはは。で、要件は?」
十津川「解雇になると思っていたが、次の春で異動だ。」
津田「やはりですか・・・」
十津川「まぁ、殴っているからな。」
津田「・・・はい」
十津川「だけど、相手のやり方も問題があってな。それで移動で済んだ。」
津田「あ、ありがとうございます?」
十津川「まぁ、そうだな。津田、屈するなよ。」
津田「はい!」
俺は、また異動となった。

■筆者メッセージ
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満腹定食 ( 2021/06/22(火) 19:42 )