新人警察官は駆け上がる





































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第16章 守り抜け!!
油断
あれから数日経ち、連続殺人犯の目星がついたらしくそろそろ逮捕する予定だ。
そんなことよりも俺は、あれから気持ちが浮いている。
あの橋本奈々未とヤった。
ヤってしまったの方が言い方がいいか。
どちらにせよ、寝たことには変わらない。
今も少しぼーとしている。
ピンポーン
津田「はぁ〜い。」
扉を開けると、西野さんがいた。
西野「やっほ〜。元気してた?」
津田「まぁ、はい。」
西野「お邪魔しま〜す!」
ソファーに座らせる。
西野「なぁなぁ、上司殴って謹慎ってほんまなん?」
津田「う、はい。誰から聞いたんすか?」
西野「ななみんからやで?と言うことは、ほんまやねんな。」
津田「そうっすよ。小林さんと大沼さんを解放しないから、ムカついて殴りましたよ。」
西野「も〜。そう言う時は、我慢やで?」
津田「無理でしたね。あの2人の人生を壊したくないので、手を出しました。」
西野「ほんまに〜、かわいいなぁ〜。ななが撫でてあげる!」
西野さんに頭を撫でてもらう。
西野「いい子いい子。いい子すぎるんよ。たまには、悪いところも出してもええんやで。」
津田「そんなもの出したら、嫌われてしまいますよ。」
西野「いいんよ。みんな、津田君のことが好きだから、見せてもいいんよ。」
津田「その前に積極的ですよね?」
西野「ん?ななみんも積極的に津田君のことを誘ったらヤってくれたって言ったからな?」
津田「待て待て、落ち着いてください。」
西野「ななは、落ち着いてるで?」
やばい、またヤられる。
Prrr
津田「ん?菅井さん?はい?もし・・」
菅井『津田さん!助けて!!』
津田「菅井さん?!」
『おい、この女を傷つけられたくなかったら、指定する場所にこい。』
音声変換機を使って話している。
こいつが、犯人か?
津田「おい!菅井さんをどうするつもりだ!!」
『お前が素直に来てくれれば、解放してやる。あと、警察にこのことを言うなよ。それでは。』
津田「お、おい!!」
切られた。
西野「どうしたん?」
津田「菅井さんが攫われてしまいました。助けに行きます。」
西野「警察には?」
津田「言ってしまうと、菅井さんが・・・あ、西野さん。熊谷さんの電話番号を教えるので、電話してください。」
西野「津田君・・・」
津田「大丈夫です。必ず助けます。」
ヘルメットを取り、バイクに向かう。
まさか、菅井さんが・・・

満腹定食 ( 2021/06/22(火) 12:35 )