新人警察官は駆け上がる





































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第14章 お呼びですよ!津田さん!
真夏の全国ツアー
久々の休みに橋本さんが飯を食いに来た。
橋本「今度の東京ドームでやるライブ来てくれるよね?」
津田「あ、えぇ〜と・・・」
橋本「休みだって確認取れてるからいいわよね?」
津田「あ、はい。」
また強制的にライブに行くことになった。たぶん、十津川さんから聞いたんだろう。
ーーーー
津田「うわぁ〜、すげぇ。」
前の櫻坂のライブもそうだったが、すごかったが、乃木坂も負けていないな。
え?俺がどこにいるって?
もちろん関係者席。
乃木坂メンバーの両親的な人もいるのだが、俺は何者だと思っているだろうな。
「すいません。隣いいですか?」
津田「あ、どうぞ。」
あれ?綺麗な人だな。
「沙友理から聞いてたけど、いい人だね。」
津田「え?あ、はい。松村さんですか?」
「そうよ。それに、お酒も送ったみたいだよね?」
津田「えぇ、ぴったりな酒を送らせていただきました。」
卒業公演の日に送らせてもらった。
梅乃宿のARA54 りんご酒。
あらごしでもよかったが、すぐに売り切れてしまうのでこっちを送った。
その後のお礼で松村さんの写真集をサイン付きでもらった。
「それにななみんも美味しいもの食べれるって言ってたよ?」
津田「ははは〜、とりあえず乃木坂メンバー達から噂は耳に入っていますね?」
「そうだね。私は、白石麻衣。今度遊びに行ってもいい?」
津田「どうぞ。いいもてなしはさせてもらいますよ。」
白石「言ったよね?私は、そんなに甘い判定はしないわよ?」
津田「手厳しいですね。お手柔らかにしてほしいですよ。」
白石「どうしようかな。」
津田「あ、始まりますよ。」
ライブが始まる。
衣装もみんな綺麗だな。
白石さんも何かを感じているのか、綺麗な顔をしている。
津田「戻りたいですか?」
白石「ううん、あの子達が成長している姿が嬉しいのよ。」
その顔は、母性に溢れていた。
津田「そうですか。どんな人間も成長はしますよ。どの道行くかは、わからないですが、みんな白石さんをちゃんと見てますよ。」
白石「ふふ、ななみんが欲しがるのもわかる気がするよ。」
津田「え?」
白石「ほら、いいところだよ。見逃したらあの子達に言っちゃうよ。」
津田「や、やめてくださいよ。」
ライブを堪能した。
ライブ後、白石さんが裏に行こうと言われたが、明日も仕事があるので退散させてもらった。
あいつらの笑顔を守るためにも走り続けようと思う。

■筆者メッセージ
この章は終わります。
次も夏ですが、少し変わります。
満腹定食 ( 2021/06/19(土) 08:28 )