菅井さんの親友
津田「届きましたか?」
菅井『届きましたよ!茜もそんなに怒ってないから大丈夫だよ!綺良ちゃんも反省しているよ。』
櫻坂の事務所に送ったのは、さとふるで買ったヤギミルクアイス。
これだけじゃ足りないと思うが、そんなに要らないと止められたのでこれだけした。
本当なら黒酢も送りたかったんだがな。
増本、お前は許さん。
津田「あぁ、もっと怒ってください。」
菅井『あはは・・・あ、津田君。』
津田「はい?」
菅井『今日、私の親友がそっちに行くからお願いするね。』
津田「えぇ〜、まぁ、わかりましたよ。大したもてなしはできませんけど。」
菅井『うん!よろしくね!』
津田「はぁ〜い。」
菅井さんの親友?誰だろう?
ピンポーン
津田「はいはぁ〜い。」
扉を開けると、これまた綺麗な人がいた。
津田「あ、えぇ〜と、菅井さんの親友さんですよね?」
「はい。長濱ねると言います。友香から津田さんのことは、聞いてます。」
津田「どうぞ。大したもてなしはできませんけど。」
長濱「嘘〜。そう言って、美味しいビールと料理作ってくれるんでしょ?」
津田「まぁ、うまいものは作りますよ。あ、中へ。ソファーに座ってください。今から作りますね。」
長濱「お邪魔しま〜す。」
〜〜〜〜
津田「うし、完成。どうぞ。」
長濱「わぁ〜、美味しそう!」
今日は、牛すじの煮込みとカプレーゼ、茹でたとうもろこしと前に作ったカラムーチョと人参のマヨネーズ和え。
長濱さんに飲んでもらうビールは、東海道BEER 1623。
大量のアロマホップを使った正統派IPAで、柑橘の香りと強い苦みを調和させ、後口のクリアーさもあり爽快なビールだ。
津田「どうぞ。」
長濱「いただきま〜す!ん〜!!美味しい!!」
津田「よかった。じゃ、俺も。」
牛すじの煮込みを食べ、ビールを流し込む。
津田「ぷはぁ〜、うまい。」
長濱「友香は、こんなにいいものを食べていたの?」
津田「菅井さんは、お嬢様なんで食べてもう料理は、めちゃくちゃ考えたいるんですよ。」
長濱「いいな〜。今度くる時、リクエストしていい?」
津田「ある程度なら受け入れますよ。まぁ、できるものは色々作らせてもらいますよ。」
長濱「何作ってもらおうかな〜。」
津田「増本より怖いわ。」
長濱「え?なんて?」
津田「いえ、何も。」
とりあえずビールを飲む。
こんな人がいるとはな。