新人警察官は駆け上がる





































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第14章 お呼びですよ!津田さん!
卒業に乾杯
久々に寺田さんが部屋に来た。
ビールと料理を出しながら話を聞く。
それでびっくりすることを聞く。
津田「え?なんて?」
寺田「純奈とみりあ、それに沙友理さんが卒業にするの。」
津田「マジっすか?え?いつ発表したんすか?」
寺田「いや、まだだよ。けど、純奈とみりあはもうすぐ発表すると思うよ。沙友理さんは、あと少ししてからかな。」
津田「えぇ、発表前に俺に言っちゃうんすか?」
寺田「うん。津田君ならいいかなって。」
津田「俺もそんなきっちりした人間じゃないですよ。それに誰かに言う可能性もありますよ?」
寺田「そんなこと言っても、津田さんなら言わないじゃん?」
津田「それは誰情報なんすか?」
寺田「乃木坂の運営とメンバー全員。」
津田「はっは〜ん、さては何かをしろってことですか?」
寺田「当たり。けど、お休みじゃないでしょ?」
津田「有給は、取れますけど日程ですね。卒業公演とかあるんでしょ?」
寺田「そうだね、まだ何にも連絡ないけど、そろそろ来ると思うよ。」
津田「えぇ〜、どうするか。一応あんたらの会社と十津川さんはズブズブですからね。」
寺田「来るのが無理でも何かしてくれる?」
津田「まぁ、その時に考えますよ。」
ビール飲みながら、何するか考えよう。
あと、十津川さんに電話しないと。
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十津川「今回は、厳しいな。」
津田「そうですか〜。」
十津川「今上層部に見つかりそうになっている。今は、大人しくしてくれ。再来月には収まると思う。」
津田「わかりました。大人しくしています。」
十津川「頼んだぞ。」
津田「はい。」
ライブに参加することができなかった。
なんでも本部の上層部に見つかりそうになりそうになっていたらしい。
津田「う〜ん、酒送るか。」
伊藤さんと渡辺さんには、申し訳ない。
津田「伊藤さんはあれで行くとして、渡辺さんはな〜。」
伊藤さんは、いろんな酒が飲めるからいいが、渡辺さんはまだ成人したばかりだし、強い酒は勧められない。
津田「う〜ん。何にするか・・・あ。」
そうだ。あれがあったじゃないか。
ーーーー
アンダーライブ当日
寺田「やっぱり、津田さん無理だっんだ。」
スタッフ「十津川さんから直々に連絡入って断りの電話が・・・」
寺田「残念だね。津田さんから何か届いていませんか?」
スタッフ「あ〜、確認してくるね。待ってて。」
純奈「蘭世〜、何してるの?」
寺田「ん?気になることがあるからスタッフさんに確認してもらっているの。」
純奈「そうなの。もう確認することないんじゃないの?」
寺田「私には、あるの。」
スタッフ「蘭世〜!届いているよ〜。」
寺田「はぁ〜い!じゃ、行くね。」
純奈「ちょ、ちょっと〜!」
〜〜〜〜
津田「はぁ〜、今日に限って夜勤って辛い。」
熊谷「何言ってんだよ。バリバリ働くぞ。」
津田「はぁ〜、アンダーライブが見れないって苦痛だ。」
熊谷「仕方ないだろ。それに署長に確認しても無理だったんだろ?」
津田「はいぃ〜、くそ〜。」
熊谷「たく、弁当くらい奢ってやるよ。」
津田「マジっすか!!あ、パトロール行ってきまーす!」
熊谷「現金なやつだな。」
〜〜〜〜
アンダーライブ終了後
スタッフ「純奈〜!みりあ〜!卒業祝い品が届いているよ〜!!」
純奈「え?お花じゃなくて?」
渡辺「なんだろう。」
2人が届いている品を見る。
メッセージカードと一緒に芋焼酎の魔王と子宝のヨーグルト酒が届いていた。
魔王には手書きで、「卒業おめでとうございます」と書かれていた。
メッセージカードは2枚あり、内容は[新たな門出に乾杯]と[今回は、特別なライブにいけなくて申し訳ありません。そのかわりお二人にぴったりなお酒を送らせていただきました]と書かれていた。
純奈「あ〜、津田さんね。」
渡辺「2回くらいしか会ったことないけど、こんなことしてくれるんだ。」
二人は嬉しそうにしていた。
ーーーー
次の日、寺田さんから[2人とも嬉しそうだったよ。]と連絡が入った。
俺は、ビールが入ったグラスを持ってベランダに出る。
津田「卒業に乾杯。」
少し風が吹き、桜の花びらが舞う。


■筆者メッセージ
リクエストが一件しか来てない・・・
めちゃくちゃ考えるしかないのか・・・
あ、時系列は気にしてないでください。
満腹定食 ( 2021/06/17(木) 09:46 )