新人警察官は駆け上がる





































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第13章 奇人!ピエロ集団!
行動あるのみ
津田「今回は夕方で、この繁華街で5件目・・・」
熊谷「全体で17件か・・・、いくらなんでも多過ぎるだろ。」
あれからピエロの目撃情報や通報が多数かかってくる。
現場に急行しても逃げられたり、姿を消されたりしている。
津田「くそ〜、捕まえられないのが悔しい〜。」
熊谷「そういっても、奴ら足速いからなぁ〜。」
俺も熊谷さんも2回逃している。
津田「それに時間帯もバラバラじゃないですか?」
前に乃木坂区の通り魔は、決まった時間帯に出てくることが多かったが、今回のピエロは、夕方から朝方に開けてまばらに出没している。
熊谷「そうだな〜。謎だな〜。」
村井「おぉ〜い。お前さんたち、時間だぞ?」
津田「あ、パトロールか。」
熊谷「治安の向上のために行きますか〜。」
とにかくピエロの出どころを突き止めて追い詰めるしかないな。
〜〜〜〜
パトロールをしていると、機動隊なのかパトカーでパトロールをしている。
津田「そういえば、刑事課は何しているんすか?」
熊谷「同期からの聞いた話だったら、パルクールの経験者をあたっているらしいぞ。
津田「へぇ〜、パルクールですか〜。」
俺も動画サイトで見たことある。
見ててハラハラするし、少しびっくりするルートで移動したりする。
でも、見つかるとは思えないな。
津田「俺たちも頑張って捕まえましょうね。」
熊谷「当たり前だ。俺も出世しないとな。」
俺と熊谷さんは、燃えている。
早く捕まえないと。
ーーーー
あれから1週間経つが、ピエロの姿が見えない。
繁華街では見えなくなり、その近郊に現れるようになった。
津田「くそ〜、逃げられたか〜。悔しい〜。
俺は、机にひれ伏している。
村井「でも、お前たちのおかげでここではな犯行ができなくなって、近郊に行って考えもいいと思うぞ。」
津田「そうですけど・・・」
村井「ほら、凹むは後だ。パトロール行ってこい。」
津田「あ、行ってきます。」
〜〜〜〜
夜勤も終えて仮眠も取り終えて、ビールを飲もうと思う。
津田「ビールで何もかも忘れよう〜。ビール、ビール。」
ピンポーン
津田「はいはぁ〜い。」
扉を開けると、菅井さんがいた。
隣には男性かと思うくらいの背の高い女性もいた。
津田「あれ〜?菅井さん?」
菅井「津田君、ごめんね。近くで仕事あってそのまま来ちゃった。」
津田「あぁ、大丈夫ですよ。で、隣の女性ですか?」
「やっぱり、間違えられるよね〜。私は、土生瑞穂。友香に誘われてきました。」
津田「まぁ、どうぞ。今から作る予定でしたし。」
菅井「お邪魔しまーす。」
土生「綺麗な部屋だね〜。」
津田「掃除はちゃんとしてますよ。で、おまかせでいいですよね?」
菅井「お願いします。」
土生「美味しければなんでも〜。」
津田「はいはい。」
前に買った鶏胸肉を使おう。
前回とは少し違うメニューだな。
〜〜〜〜
津田「お待ちどう〜。」
ヨダレどり、トリマヨ、炊き込みご飯、彩に人参とツナのサラダと塩昆布キャベツを出す。
土生「友香の言ってた通り全部美味しそう〜!」
菅井「でしょ?で、津田さん、ビールは?」
津田「出しますよ〜。」
今日出すビールは、さがみビール ヴァイツェン。
原料に小麦麦芽を50%以上加えた乳白色の濁りのあることが特徴で、小麦風味とほのかな酸味、きめ細やかな泡立ち、爽快感あふれる、やわらかな口当たりのビールになっている。
津田「はいっと。」
菅井「それじゃ、いただきまーす。ん〜、やわらか〜い!」
土生「飲んだことのないビールだ〜!」
津田「アサヒやキリンみたいなビールじゃなくて地ビールですからね。俺もっと。」
よだれどりを食べ、少し辛いことを感じて、ビールを飲む。
泡と爽快感を感じれる。
津田「くぅ〜!うまい!」
土生「津田さん、ピエロの事件はどうなったます?」
菅井「土生ちゃん?!それは!」
津田「う〜ん、ノーコメントで。内部情報ですから。」
土生「へぇ〜、そうなんだ。」
津田「まぁ、頑張ってますとは言っときますね。」
菅井「捕まりますか?」
津田「捕まえますよ。俺じゃなくても。それくらい燃えていますね。」
菅井「頼もしいですね。」
津田「それが、仕事ですから。」
土生「友香が行きたいって言う理由がわかる気がする。友香、頑張ってね。」
菅井「土生ちゃん?!」
津田「???」
まぁ、行動あるのみ。
頑張って足で稼ぐか。

満腹定食 ( 2021/06/14(月) 20:20 )