新人警察官は駆け上がる





































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第13章 奇人!ピエロ集団!
バカで真面目
村井「津田〜、もうこんなことするなよ。」
津田「すいません。」
熊谷「そうだぞ。俺も見ててヒヤヒヤしたわ。」
村井さん達に怒られている。
まぁ、しょうがない。
村井「だけど、よくやったぞ。お前が捕まえた3人からちゃんとした証言が取れたから、今回の事件も解決できたんだぞ。そこは、誇っていいぞ。」
津田「いや〜、後々考えればアホなことしましたよ。」
保田「そうだぞ。報告を聞いて俺もパニックになって、どうしていいかわからなくなったんだぞ。」
津田「すいません。もう二度としません。」
村井「その前に始末書だけで良かったな。本当なら減給や謹慎だぞ。」
津田「いや〜、あはは〜。いっ。」
肋が少し痛む。
全治3週間と言われた。
熊谷「その前に津田。なんであんなことをしようとしたんだ?」
津田「あいつら見ているともしかしたら、俺も道を逸らしていたらああなって思ってしまって。」
保田「お前がか?」
津田「えぇ、大学生でこれからって時に膝壊して、周りの人間に置いていかれた感じがして、酒に溺れてクズになってた時もありました。」
村井「へぇ〜、よく立ち直ったな。」
津田「はい、その時の柔道部の仲間とある言葉に助けてもらいました。そこからは、必死になって単位も取って就活もして、警察官になりました。だから、あいつらには、立ち直ってほしいと思いました。」
保田「だけど、今回の件はな・・・ね、村井さん。」
村井「そうだな。俺もいろんな人間と会って来たけど、お前は1番のバカで真面目な人間だな。」
津田「褒めてもらっているんですか?それともバカにされているんですか?」
村井「どっちもだな。ほら、パトロール行ってこい。」
熊谷「だそうだ。ほら、行くぞ。」
津田「あ、はい。」
俺は、いつも通りパトロールに向かう。
保田「犯人を捕まえたのはいいですが、津田の希望は通らないでしょうね。」
村井「そうだな。今回の件で余計に目をつけられている。けど、俺はそんな逆境を跳ね返した人間がいるから、津田もできると思っている。」
保田「え?誰っすか?」
村井「ん?本部の捜査一課長だな。」
保田「あぁ〜、あんな人になれますかね?」
村井「津田ならできると思うぞ。」
保田「はは、村井さんがそう言うなら俺も思いますね。」
〜〜〜〜
津田「ブッシャン!」
熊谷「おい!口で塞げや!」
津田「すいません。」

■筆者メッセージ
さぁ、津田はこれからどうなるでしょうか。
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満腹定食 ( 2021/06/16(水) 11:13 )