新人警察官は駆け上がる





































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第13章 奇人!ピエロ集団!
伝説を受け継ぐ人
津田[最近、ピエロが至る所に出てくるので以前よりも注意を払ってください。自分達も最大限の努力はしますので、悪しからず。]
菅井[うん、日々治安を良くするために走っている姿は見ているよ。がんばってね。]
津田[ありがとうございます。どうにかしてピエロを捕まえます。]
休みの日、ベットで寝転んでいるがモヤモヤする。
ピエロを捕まえれずに情けなさが倍増しているのかもしれない。
津田「・・・」
誘拐犯は、偶然に捕まえられたのかもしれない。
次に捕まえた通り魔は、自分を犠牲にして、暴走ヤンキーどもは、北村さんを犠牲にして捕まえた。
俺は、何かを犠牲にしないと誰も捕まえられないのか。
津田「はぁ〜、どうしよう。」
俺ってどうしようもない人間かもな。
警察官になってなかったらただのグズになってたかもな。
ピンポーン
津田「ん?はいはい。」
扉を開けると、今は忙しい人がいた。
津田「えぇ〜、どうしたんすか?飛鳥さん。」
飛鳥「え?休みになったから来たの。悪い?」
津田「そんなことないですよ。大したものないですけど。」
飛鳥「ビールくらいあるよね?」
津田「ありますよ。ほら、どうぞ。」
突然の訪問にびっくりするが、まぁ、飯を作ろう。
津田「リクエストは?」
飛鳥「揚げ物!」
津田「はいはい。」
前にさとふるで買った宮崎県産の若鶏を買い足しているので、これを使う。
もちろん唐揚げ。
俺と飛鳥さんしか食べないから味は2種類でいいか。
〜〜〜〜
津田「先に食べたてください。まだ揚げるんで。」
まずは、胡椒たっぷり唐揚げを出す。
ピリッとした辛さが鶏肉の旨みを引き立てる。
飛鳥「ビールは?」
津田「冷蔵庫にグラスあるんで、自分でどうぞ。」
飛鳥「えぇ〜。」
津田「俺の部屋を火事にしたいのならどうぞ。」
飛鳥「仕方ないなぁ〜。で、どっち?」
津田「左が白で、右が真っ黒ですね。」
飛鳥「黒にしようかな。」
飛鳥さんが飲むビールは、道後ビール スタウト。
ローストした香ばしい香りと苦みを持つ深い色合いの生きた酵母入りで、良質なロースト麦芽とシングルホップで表現された味わいはアイスコーヒーのようなビター感と清涼感が特徴で口当たりがスッキリの飲みやすい黒ビールだ。
飛鳥「コーヒーみたいだね。」
津田「味はいいですよ。」
飛鳥「それじゃいただきまーす。おぉ〜、初めてかも。」
津田「さいですか。よし、完成。」
次揚げたのは、塩麹唐揚げ。
塩麹につけた鶏肉を、そのまま揚げた。
これがうまいんだよな。そして、俺が飲むビールは、地ビール飛騨 飛騨ホワイトビール。
ひとくち目に香るほんのりとしたお米の香りと共にキリリとした酸味がさわやかに押し寄せ、ほのかにまろやかな余韻が残るライト&マイルドなビールだ。
津田「いただきます。ん、うまい。」
唐揚げの他にも、ワカメときゅうりの酢の物、千切りキャベツ、鶏皮ポン酢を作った。
飛鳥「ねぇ、元気出た?」
津田「え?」
飛鳥「最近、ミスばっかりして落ち込んでるってななみんから聞いたよ。」
津田「まぁ、はい。仕事の内容は言えませんが、ミス続きですね。」
年明けの日に橋本さんから連絡先を交換して、休みの日を共有している。
乃木坂メンバーも俺の料理やビールを飲みたいのもあり、合わせる必要があると言われて交換した。
半分は、橋本さんに詰め寄られて交換したんだがな。
そのこともあり、仕事の愚痴もちょびちゃび橋本さんにこぼしている。
まさか、飛鳥さんにまで届いていたとは・・・。
飛鳥「やっぱりきつい?」
津田「ん〜、辛いですよ。飛鳥さんの仕事で言うなら、目の前に自分が出演できそうだった仕事が離れていったって感じですね。」
飛鳥「なんとなく、分かったよ。」
津田「まぁ、全部自分が悪いんですけどね。」
飛鳥「そんなこともあるよ。私にもあったんだから。」
津田「へぇ〜、意外ですね。」
飛鳥「そんなことないって。3年前とかまだ幼い色々やらかしたよ。あんまり思い出したくないけど。」
津田「まぁ、お互い様ってことですね。」
飛鳥「そうだね。それに私と飲めて嬉しいでしょ?」
津田「う〜ん、嬉しいですけど、遠藤さんがいいかな。」
飛鳥「男って、本当若い子が好きだね。」
津田「嘘ですよ。ほら、冷めますよ。」
飛鳥「次は、ホタテを用意してもらうかな。」
津田「橋本さんに連絡入れてくれたらいいですよ。」
何かと橋本さんと似ているな。
これが伝説を受け継いだ人か。
全国民に認められている理由がわかる気がする。

■筆者メッセージ
ななみんの場面を増やす・・・
どうするか・・・
満腹定食 ( 2021/06/15(火) 15:07 )