新人警察官は駆け上がる





































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第12章 俺の身体はビールで出来ている
専属モデル
津田「ビール、ビール〜。」
平穏な時間が流れている。
軽犯罪もなく、忙しくない日々を送れるって素晴らしい。
あったかい料理に冷たいビール。
いや〜、やめられないねぇ〜。
ピンポーン
津田「お?は〜い!」
扉を開けると、ほぼ1年ぶりに見たあの人がスーパーの袋を持って立っていた。
津田「あ、お久しぶりです。西野さん。」
西野「やっほ〜、1年ぶりやな。やっとお休みもらえたから来たんやで。」
津田「わざわざ俺のところに来なくても・・・。」
西野「ええやん!それに私の仕事仲間も連れてきたで!」
津田「え?」
「こんにちわ〜。」
津田「あれ〜、見たことある。確か・・・渡邉理佐さん?」
理佐「当たりです。友香とあかねんがお世話になったと聞いています。」
津田「やっぱり話広がってます?」
理佐「もちろん。」
津田「はぁ〜、まぁいいか。どうぞ。」
2人をリビングへ案内する。
西野「前の部屋よりええやん。」
津田「そうなんすよね。ゆったりと過ごせてますよ。」
西野「あとね、これでご飯作って?」
理佐「西野さん、それで大丈夫ですか?」
西野「いいの。津田君は、料理に関しては頭はキレているから。」
悪そうに笑う西野さん。
津田「はぁ〜、お任せですね。」
スーパーで買ってきてもらった食材と冷蔵庫にある食材で献立を考える。
今回は、作ったことのない料理を作ろう。
津田「よし、やるか。」
〜〜〜〜
津田「はい、お待ちどう。」
肉団子のネギソースがけ、大根とネギのすまし汁、大根とツナの煮物、にんじんとカラムーチョのマヨネーズ和え。
西野「津田君は、ほんますごいな。」
津田「大したことないですよ。」
理佐「すご〜い。」
西野「で、今日のビールは?」
津田「白いビールか琥珀のビールかどっちがいいですか?」
西野「琥珀!」
理佐「私は白でお願いします。」
西野さんが飲むビールは、四万温泉エール 摩耶姫。
マイルドなコクを感じさせてくれる人気の琥珀色ビールだ。
渡邉さんが飲むビールは、石見麦酒 ベルジャンホワイト307。
白って言うよりピンクだな。
創業100 年以上の老舗の糀屋がつくる糀をまるごと仕込み、香り付けにはゆずの皮と山椒を使っている。
さわやかな香りとまろやかな口当たりを愉しむビールになっている。
津田「どうぞ。」
西野「いただきま〜す!ん〜!美味しい〜!これや!これ!」
理佐「わ、美味しい〜。まろやか!」
津田「俺もっと。」
俺は、摩耶姫を飲む。
津田「ん〜、マイルド〜。」
西野「な?理佐ちゃん?よかったやろ?」
理佐「はい、西野さん。友香やあかねんが来たくなる理由はわかりますね。」
津田「まぁ、来るものは拒みませんからね。とりあえず冷めないうちに。」
西野「理佐ちゃん。全部食べちゃうよ?」
理佐「待ってくださいよ!西野さん!」
津田「慌てなくてもまだありますよ。」
いや〜、モデルさんって花があっていい。

■筆者メッセージ
有美子会長出すのむずいんで先にリクエストがあったべりさを出します。
期待させてすいません。
(ジャンピング土下座)
満腹定食 ( 2021/06/12(土) 13:27 )