新人警察官は駆け上がる





































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第9章 暴走違反レースを止めろ!
暴走レースが始まるよ〜!!
俺も連中を止めようとするがなんせ数が多い。
それに観客もパニックになっている。
津田「お、わぁ!くっそ!」
観客達は、どうすればいいのかわからず出口の方へ走り出しているため、ステージに行くことができていない。さらにいうと少しずつ出口の方に押されている。
それの中をくぐり抜けてステージに行こうとする連中。
ステージ上にいる乃木坂メンバーは避難しようとステージから降りるが、数名できなかった模様。
そこに駆けつけたいが、押される力が強く、結構な距離が空いている。
津田「に、逃げろ!!」
俺の声は、無常にも観客の悲鳴にかき消される。
そして最悪の事態になる。
〜〜〜〜
遠藤side
何があったかわからない。
頭の整理が出来ないけど、私たちは襲われたんだだけはわかる。
津田さんがこっちに向かっているけど、人の波に押されどんどん出口の方に押されている。
「へへへ、数人残っているが、誰がいいか?」
「そうだな。あいつとかどうだ?」
するといつのまにか、派手な色の髪と服を着た男の人が4人くらいステージにいる。
「お前だ。ついてこい!」
遠藤「や、やだ!!」
津田さんが来るまで時間がかかる。
それにこの人たちに連れて行かれれば何されるかわからない。
「さんちゃんに手を出さないで!」
遠藤「山下さん!」
山下さんが、手を解いてくれる。
「なんだと!この生意気な娘だな!お前でいい!こい!」
山下「え、や!やめて!」
遠藤「山下さん!!」
山下「さくちゃん!逃げて!!」
スタッフ「待ちなさい!山下!!」
「うるせぇーんだよ!」
スタッフ「どゅわ!」
遠藤「スタッフさん!」
山下さんは、男の人に連れられて車に乗せられる。
その車は、私がMVで乗った赤い車。
その車に乗らされて会場を出て行く。
〜〜〜〜
山下さんが連れて行かれた。
俺は、それを見て外に出る。
車の加速が早く一瞬の出来事だったかのように会場を出て行く。
津田「早すぎないか?!」
「津田!!」
津田「北村さん!」
北村「お前もパトカーに乗れ!早く!」
津田「はい!!」
パトカーに向かいが、無残な光景が広がっていた。
北村「な?!」
津田「嘘だろ!」
それは、今日配備されているパトカーのタイヤをパンクさせていたのだ。
さらに関係者の車もパンクされてある。
北村「あいつら!計画的すぎるだろ!」
津田「どうしますか?!どんどん離れますよ!」
北村「津田・・・お前さ、今日バイクか?」
津田「えぇ、そうですが。普通の駐輪場に置いてあります。」
北村「そうか。こちら、北村。パトカーが犯人の手によりパンクされている模様。全て使えません。えぇ。それで提案なんですけど・・・」
〜〜〜〜
山下side
「ひゃっは〜!最高だぜ!!」
「こんな車乗って走れるってやっぱいいよな!!」
私は、さくちゃんを助けた結果、この男の人たちに連れられて車に乗らされた。
ステージ上に何人かいたが、スタッフさんが立ち向かってくれたおかげもあって私だけ連れ去られた。
山下「・・・」
「おいおい、そんな怖い顔をするなよ。これから楽しいドライブだってのによ。」
山下「私は、楽しくない。それに貴方達が何を考えているかわからない。」
「へぇ!強気だな!その強気もすぐに崩してやるよ!」
一般道路よりも少し早く走っている。
山下「助けて、津田さん。」
小さい声で津田さんを呼ぶ。
あの人は、来るはず。
「ん?バイク?俺らの後ろに?」
「おい、あれサツ乗せてるぞ!」
私も後ろを見る。
あのバイクは、もしかしたら!!
〜〜〜〜
津田「やっと追いついた。」
北村「津田!見失うなよ!」
津田「わかってますよ!」
俺は、北村さんを乗せて山下さんを追跡している。
北村(休暇の津田がいましたので、バイクで追跡したいと思います。無理も承知で言っています。ですが、すぐに行動できるのは津田のバイクくらいです。他のところのパトカーや白バイも配備してもらいますが、情報がないと厳しいと思うのでやらせてください。はい、はい、ありがとうございます。)
となり、俺はバイクで追跡している。
車は、結構なスピードを出して道路を走っている。
津田「その前に、俺スピード違反で捕まりそうですね。」
北村「そのことは後だ!早く!信号変わって追跡できなくなるぞ!」
津田「わ、わかってますよ!じゃ出しますよ!!」
ここからは、逃がさねぇーぞ!

満腹定食 ( 2021/06/06(日) 21:41 )