守りし者の物語







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第2章 成長と踏み出す一歩
仕事と買い物
キャプテン達のマネージャーになってはや1週間。
それまで以上に噂が広がったが、クラスメイト達が俺に話しかけるようになった。
キャプテン達の話をしてくるのではなく、過激派を倒したことを聞いてくるようになった。
それに過激派達は、退学になったそうだ。俺以外にも問題がわんさか出てきて退学以外の選択がなかったようだ。これはコウ先生から聞いた。
それにキリトも心配してくれて、飯を奢ってくれた。ここに来て色々変わったわ。
「朽井ー君!!」
朽井「なんだー?明里。」
ニコニコしながら丹生が呼んでくる。
丹生「あの!私の携帯でダンスの動画撮って欲しい!」
朽井「いいぞ、1人か?」
丹生「いや、あのメンバーです!」
指差す方には、金村、河田がいる。
朽井「わかった。じゃ用意しろ。」
丹生「はーい!」
返事がいい。そのまま俺は丹生の携帯で動画を撮る。
河田「朽井さん、ありがとう!」
朽井「どうも。あと陽菜?さん付けじゃなくていいから?」
金村「私達のダンスどうでしたか?」
朽井「うーん。前より上手くなってると思う。」
踊りや歌は毎日見てると少し変わってくるところや小さな変化も少しずつわかってくるようになったが、上手く言えない。的確に言えないのがちょっと悔しいと思う。
「おーい!朽井君!!」
声の主は潮だ。
朽井「少し待ってくれ!明里、携帯返すぞ。」
丹生「うん、動画撮ってくれありがとう!」
潮の方へ行く。
朽井「なんだ?潮?」
潮「あのね、この前全体でやった動画ある?」
朽井「あー確かビデオカメラかタブレットで撮ってあったはず。」
潮「そのタブレットはどこにあるかわかる?」
朽井「えー、最後誰に貸したっけなー。」
「タブレットなら私が借りました!」
宮田が声をかけてくる。
朽井「だそうだ。そっちで見てくれ。」
潮「わかった!ありがとう!」
こんな感じで動画撮ったり、飲み物作ったりなんやかんや忙しい。
「集合ーー!」
コウ先生が集合をかける。
コウ「来週の金曜日からGWだろ?で夏にフェスに参加することになったからそれも兼ねて合宿をする。学校も入れないから合宿先は俺が選んだ。」
「「「イェーーーイ!!」」」
嬉しそうにするキャプテン達。
朽井「ちなみに俺も?」
コウ「当たり前だろ?許可なら親父さんから貰ってるから。」
ですよねー。拒否権なく参加。まぁ帰ったところで居場所もないが。
久美「合宿先はどこですか?」
コウ「それはお楽しみだ。言えることは海が見えるところだ。」
「海!」「やった!!」
嬉しい声が続々と聞こえる。
コウ「GW最終日以外はそこで過ごすことになるから荷物も考えて持ってくるようにな。」
「「「はーーい。」」」
荷造りかー。洗濯するからそんないらないだろ。
「ねぇねぇ!何持っていく?」「トランプは絶対だよね!」「お金いくら持っていく?」「うーん。」
合宿のことで頭がいっぱいだそうだ。
俺もある程度準備しとくか。
コウ「あと、体力作りもするからランニングシューズとかトレーニングウェアは必ず持ってこいよー。」
「「「「えぇーーー。」」」
嬉しい声が悲壮感に包まれた声に変わる。
コウ「当たり前だろ。夏の暑い中歌やダンスするんだぞ?体力作りも必要だ。で、朽井。」
朽井「あ?」
コウ「ウェアとかランシューは持ってないだろ?」
朽井「なんだそれ?」
静まり返る講堂
朽井「え?何この雰囲気。」
コウ「はぁ、買ってこい。明日休みにするから。で付き添いは・・・。」
「「「私と行こう!!!!」」」
と一斉に俺に声をかけるアイドル達。
朽井「おいおい!!待て待て!!」
またこれかよ!!
コウ「人気者だな(笑)」
絶対嘲笑ってやがる!
朽井「静まれ!!付き添いは3人くらいでいいだろ。えぇーと、そうだなー。なんか運動してたやつは誰だ?」
と、潮、加藤、東村、小坂、丹生、渡邉
が手をあげる。
朽井「その中でジャンケンしろ!勝った3人が付き添いだ。」
「えぇーー。」「贔屓だー!」
と声が上がるが、
朽井「うるせぇー!一応お前らアイドルの卵だろうが!!そこまで考えろよ?」
と言うと「確かに」って声と「えぇ〜」の声が半分くらい聞こえる。
加藤「じゃ、いくよ!」
「「「ジャンケン!ポン!!」」」
ーーーー
ショッピングモール
潮「どれにする?」
小坂「これ最新モデルらしいよ?」
渡邉「こっちもいいかも?」
とこの3人とウェアと靴を買いに来ている。ちなみに今日も和服だ。
朽井「靴も服もなんでもいいだろ。」
潮「なんでもいいとか言わないの!」
渡邉「そうだよ!メーカーよっては同じサイズでも細かったりするんだからちゃんと選ばないと!」
小坂「それとなんでもいいって言う口癖やめた方がいいんじゃない?」
朽井「へー。まぁ着れたらなんでも・・・」
小坂「それをやめた方がいいって言ってんの!!」
朽井「あーわかったわかった!減らすように努力するから!」
たく、面倒だー。
潮「けどウェアははいいとして靴はどうする?」
渡邉「そうですね。履いてみないと分からないし。」
小坂「うーん。悩みますねー。」
と靴を見ている3人。
いろんな種類があるんだな。向こうにいた時は草鞋の草履と下駄しか履いてなかったから何すればいいか分からん。
「あのー。」
朽井「ん?」
店員が声をかけてくる。
店員「今、ここの店舗で足の測定する機械が導入されたので測ってみませんか?それで選んでくれたらだと思いまして。」
朽井「へー。そんなことができるのか。じゃやります。」
店員「じゃこちらへ。」
店員に促され測定をする。
店員「えぇーとですね。靴のサイズが25cmで、どの項目もだいたい標準値なんですけど、お選びのシューズは?」
朽井「走るようで軽いやつがいい。」
店員「でしたら、このシューズですね。」
とピンポイントで紹介してきた。
店員「こちらは安定性も高くて軽いです。それにクッション性もいいのでこちらがおすすめですね。」
朽井「じゃそれで。」
店員「ありがとうございます。他にも見ていきますか?」
後ろを振り向く。
3人が不服そうに見ている。
朽井「そうしときます。」
少し冷や汗をかく。
店員が勧めた靴を持ち3人のところへ。
小坂「ひどい。」
渡邉「私達が選ぼうとしたのに。」
朽井「餅は餅屋って言うだろ?」
小坂「じゃ、なんで私達がいるん?」
朽井「いやー、それは・・・」
潮「はーい。ストップ。」
潮ナイス。
潮「じゃ、これから買うウェアは私達が選んだものを着てね。」
朽井「え?」
潮「わかった?」
朽井「あ、はい。」
小坂「じゃ、すぐに行こう!!」
とこのまま俺は着せ替え人形になるのであった。
ーーーー
次の日
「ねぇねぇ。これよくない(笑)」
「陸上選手やん(笑)」
「これなんかサッカー選手にいそう(笑)」
と少し笑いが起きていた。
朽井「何してんだ?」
話の輪に入ると
高瀬「あ、朽井君。これ。」
携帯の画面を見せられると
俺が試着して出てきた写真が写っている。
朽井「て、潮!菜緒!美穂!流すんじゃねぇーよ!!」
小坂「えぇー、いいじゃん!かっこいいよ?」
潮「そうそう!体型もスポーツ選手にいそうだもん。」
と俺の写真が回ることになった。


■筆者メッセージ
第2章始めました。
夏休み入る前までやろうと思います。
満腹定食 ( 2021/02/27(土) 10:02 )