第7章
02
「朝から写真沢山撮られたね。」
「ほんと疲れた。まだ卒業式前だって言うのにさ…そんなに焦らなくてもいいと思うんだけどさ。」

優希はあの後、学校に行くまで写真を撮られた。いつになく疲れ、優希は卒業式に行きたくなくなったくらいに疲れた。

「でも、私は羨ましいよ。お父さん達と一緒じゃないから…」
「そっか。え…卒業式に来ないの?」
「うん。仕事が忙しいからって。」
「そうなんだ…」

遥の両親は仕事の為卒業式に来ないようだ。優希は遥が可哀想になった。自分もつい最近両親が戻って来た。それまでは美音と2人きりだった。

「卒業式ぐらい来てくれても良かったのに…」
「そうだね。でも、俺の父さんも母さんも、はるっぴを自分の子のようにしてくれてたじゃん。」
「うん、優希君ありがと。美桜の彼氏が優希君でよかった。」
「それはどうも。さあ…着いた。卒業式が近付いてきた…」
「優希ー!いよいよきたな。」
「ああ。」
「優希ボロ泣きだったりして…」
「お前まで言うのか、泣かねえって。」

優希達の卒業式はもう間も無く始まる。

夜明け前 ( 2018/11/20(火) 13:36 )