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7月…毎日うだるような暑さと戦う日々…真人はクーラーの効く部屋でくつろいでいた。
「暑い…だるい…」
軽い熱中症気味だが、いつもと変わらないように振る舞う。ちなみに真人の楽屋には菜々・彩・恵・美優紀の4人…真人と一線を超えた間柄である。
「さや姉とうちはまだしも、何でけいっちとみるきーおんのさ?」
「うちらだってなぁ…」
「真人さんとねぇ…」
「まあまあ山田落ち着いて…怒りすぎると余計ババァに見えるから…」
「やかましいわ!何より一番腹立つのは真人本人やし!全く反省してへん!ほら…」
菜々が真人の方に指を指す。真人は寝ていた。3人も菜々に同情する。
「後、うちらとたかみなさんとえーっと…」
「みーおん。」
「そう。たかみなさんはなぜか知らんけど、みーおんは絶対真人の好み、ほんと真人って可愛い子に目がない。」
「まあまあ落ち着いて…」
「ふぁ〜あ…喉乾いたし買ってこよ。」
真人は起きると飲み物を買いに行った。
「今の見た?」
「あれが真人さんらしいからね…」
「はあ…真人が羨ましいよ…」
一方真人は…
「部屋ガンガンに効かせすぎたかなぁ…体調崩すわ…」
クーラーのかけすぎで体がだるい…真人はやらかしたと思った。
「やあ真人君。」
「あ…秋元先生。」
「お疲れのようだね。」
「さっきまでクーラーの効いたとこにずっといたんで…」
「あはは…そういうことか。そうだそうだ、真人君ちょっと来てくれないか?」
「はあ…」
そう言われ真人は秋元先生と一緒にとある部屋へ…
「何でしょう?」
「真人君…申し訳ないが明日から君は来なくていい。」
「えっ…?」
真人は口を大きく開けたまま、ただぽかーんとしてしまった…