第1章
06
「じゃあさや姉寝転がって?」
「う…うん…」

彩は寝転がった。そして菜々が彩の足を広げた。

「ちょっと山田…」
「閉じたら真人に見えなくなるよ?」
「恥ずかしい…」
「彩さん入れますよ?」
「えっ…うん…あの…」
「何?」
「優しく…して…ください…」
「わかったよ…じゃあ入れるよ…」

真人はゆっくりと彩の秘部に一物を入れた。

「ん…痛い…」

痛みに耐えれず、顔が歪む彩…

「さや姉力抜いて…」

菜々がアドバイスをする…力を抜こうとするが、痛さのあまり抜くことができない…

「彩さん起き上がって?」
「はい…」

起き上がると真人は彩にキスをした。彩は目を丸くしたが、キスのおかげもあるのか力が抜ける感じがした…

「彩さん痛くないでしょ?」
「はい…入れた瞬間は痛かったですけど…今は痛くないです…」
「始めに菜々とキスしてたとき、わかったんです…彩さんキスが弱いって…」
「真人さんのおっしゃるとおりです…」
「だからうちにさや姉と?」
「そう。やりながら相手の弱点を探すのは無理だなって…逝かすのに必死になるからさ…」
「確かに…」
「さ…話してる暇ないから…彩さん動きますよ?」
「いいですよ…後、彩って呼んでください…」
「呼び捨てでいいんですか?」
「はい。」
「じゃあ…彩動くよ?」
「はい…」

真人はゆっくり動いた。初めてというだけあって、締まりがきつい…だなおかつ、初めてだからあまり激しくもできない…

「ああ…んん…」
「彩…どうだ?」
「気持ちいい…」
「そうか…菜々?」
「2人が羨ましい…」
「悪いけど菜々の相手は今日はパス。」
「えー…やり損じゃん…」
「またな…」
「絶対忘れてる…」
「ははは…」
「真人さん…なんか私…頭がぼーっとしてきました…ああ…んん…」

彩は2度目の絶頂を迎えたようだ…

「はあ…はあ…」
「これが『逝く』だよ?」
「なんかすごい気持ちよかった…それに私…真人さん好きかも…」
「ちょっとさや姉!」
「あらら…」
「言っとくけど真人はうちが好きなんだからね?」
「でも、真人さんそんな感じでもないよ?」
「でたらめは言わないでよ?」
「2人とも…醜い争いは帰ってからにしてくれない?」
「ごめん…」
「それに俺もう…」
「真人限界みたいだから…さや姉今日大丈夫な日?」
「えっ…何が?」
「真人中に出すの?」
「事と次第によれば…」
「山田大丈夫な日って…」
「安全日かどうかってこと…」
「えっ…大丈夫だけど…」
「決まりやな。」
「彩…中に出すな…」
「えっ…ちょっとまだ理解が…ああん…」

理解する前に真人と菜々2人は納得したようだ…彩はされるがまま…

「ああ…真人さん…激しいですよ…」
「彩…受け取れ…」

そう言うと真人は中で果てた。

「ああ…中に出てる…」
「真人の精子がさや姉の中に入ってるんだよ?」
「真人さんのが…あったかい…」
「ふぅ…やっぱ連日はきついな…」

3人とも服を着、楽屋を出た。だが、彩と菜々は楽屋に出るや否や言い争いが勃発した。

「さや姉さっきの件やけど…」
「またその話?もう飽きた…」
「飽きたって…さや姉が突然言ったんでしょ?」
「だってほんとだもん…」
「はいはい…喧嘩はやめろって…」
「うちは納得いかん…」
「菜々落ち着けって…」
「でも…」
「彩…俺を好きでいてくれるのはありがたいけど、さっきのは菜々には可哀想やからな…」
「すいません…」
「菜々もわかるだろ?彩はそんなつもりなかったんだからな…」
「うん…そうだね。真人はうちが好きやもんね?」
「違うけど…」
「嘘でしょ?」
「山田恥かいた…」
「はいはい…もう帰るぞ?」
「てかさや姉はこれから…」
「菜々と同じ俺側だから…よろしくな彩。」
「あ…はい!」
「絶対真人さや姉のこと好きだよ…」
「菜々拗ねるな…明日デートしたるから…」
「約束やで?」
「山田とデート?真人さん私は…」
「悪いけど荷物持ち。」
「さや姉我慢してね?」
「はい…」
「さ…帰るぞ。」

こうして彩は無事(?)卒業した。しかしこれはまだ始まったばかり…これからがメインイベントだ…

夜明け前 ( 2016/01/25(月) 06:17 )