第9章
05
「菜々…いくで…」
「うん…」

数分前に出した精液が、ローション代わりになり、動きが滑らかになった。

「真人のがまたおっきくなった…」
「菜々…すごい満足そうだな…」
「うん…真人の気持ちいい…もっと動いて…」
「素直になるといいだろ?」
「うん…ずっと意地張ってた…なんか昔のうちが…馬鹿みたい…」
「そっか…」
「でももう意地なんか張らん…だって気持ちよくなりたい…から…」
「わかった…」
「山田ばっかずるいな…」
「ん?ずるいって仕方ねえだろ?」
「うん…」
「ま…キスぐらいならええけど…」
「しよ?」
「うちも…」
「山田は無し!」
「そんな…」
「菜々我慢しろって…そろそろまた逝きそうだから…」
「うち…もし妊娠したらどうしよ…」
「いい旦那さん見つけんとね。」
「いい旦那さんいるかな…」
「いるさ。菜々なら出来るって…」
「うん…さや姉に真人…ありがとう…」
「菜々…もう限界や…受け止めろよ…」
「うん…真人の熱い精子…うちの中にいっぱい出してー…」
「ああ…出る!」

真人は山田の中に大量に出した…危険日に二回も中出し…

「確実に妊娠かもね…」
「ああ…」
「真人の結晶…いっぱいもらった…真人…うちのパパになる?」
「アホ!もう結婚してるわ!」
「えー…」
「言っとくけど山田…真人はうちのもんやでね!」
「うう…」
「まあまあ落ち着けよ…俺疲れたから寝る…」
「うち真人の隣…」
「うちだって…」
「俺を真ん中にすんな!」

何故か三人で寝た。そしてその3ヶ月後、山田はやはり妊娠した。真人の子とは言わずに…

夜明け前 ( 2015/12/25(金) 07:38 )