01
一週間後…山本が東京から帰ってきた。メンバーは山本を出迎えていた。
「さや姉久しぶりやん…」
「ほんまやな…」
「今日からまた頑張るわ。」
しかし、その場には本来いるべき人がいなかった。
「あれ?真人君は?」
「真人さん…あれ?いない…」
「さっきまでおったのに…どこ行ったんや?」
メンバーは真人を探しに行こうとした。
「あーみんなは探しに行かんでええよ。うちだけ探しに行くから…」
「でもさや姉…」
「ええってええって、きっと真人君出迎えがちょっと恥ずかしいだけやと思うからさ。」
そう言って一人で探しに行った山本。しかし…
(何であの場におらんかったん?まさかうちに会うのが…)
山本の心の中は不安で仕方なかった。