03
地球は実に人が多く初めてきたみたいだが二人の故郷である。
麻里子は予定通り報告をしに国軍本部に行くらしい。
「陽菜、軍の病院を使って2人の記憶を取り戻して、私は大統領と、会長に会ってくるわ。」
「わかったーまりちゃん終わったら電話するね。」
麻里子は手を振りながら3人の前から去った。
「じゃあ行こっかレッツゴー!ってそんなテンションじゃないか。」
2人は少し微笑んだがまだ緊張しているみたいだ。
「ついたよーでっかいでしょ!私の勤め先よ!今はPlastic lipsの専属医だけど、大元はここなのよ。」
陽菜が自慢げに言うが2人は相変わらず黙ったままだった。
3人は中に入ると特別治療室に案内された。
記憶を取り戻すためにはまず2人の脳データを頭から一時的に取り出す必要があり、早速治療が始められた。
マッサージチェアよりゴツゴツの機会に乗せられ頭をでっかいヘルメットが覆う。それには何本もの管が繋がっており陽菜が操作するパソコンに繋がっている。
「それじゃあ早速脳データを取り出すわよ。一眠りねぇ」
まゆは那由多の隣で同じようにしているがとても心配そうだ。那由多はまゆの方を向いて微笑んだ。
彼女も微笑みをかえしてくれた。
それからだんだんと眠気がして、まゆと那由多は目をつぶって寝てしまった。
「必ずうまく行かせるわ、安心して寝てなさい。」
陽菜はそういうとパソコンに集中した。