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学校に着いた僕と愛李は、どこのクラスか見に行くことにした。
自慢じゃないけど、愛李以外の友達があまりいないので
正直愛李と同じクラスがいいと心の底から願った。
愛李「あった!」
獅郎「何組だったの?」
愛李「2組!そう言う獅郎は何組だったの?」
獅郎「まだ、見てない」
いや、愛李と離れるのがいやで見ていないと、いうわけにはいけない。
愛李「あったよ〜獅郎!」
獅郎「何組だった?」
久しぶりに心臓の鼓動が早くなっている。
愛李「同じクラスだったよ〜」
獅郎「やった〜〜〜〜〜〜!!!」
自分の中では今年最大の声を出した気がするくらい大声をだした。
愛李「なに?そんなに私と一緒のクラスで嬉しかったの?」
何故か、ニヤニヤしながら愛李が言ってきた。
獅郎「そりゃ、友達もほぼいないも同然の
僕に愛李がいたら嬉しいに決まってるじゃん!」
僕がそう言った瞬間愛李の顔がリンゴのように赤くなった。
不覚にも、その顔にドキッとした。
愛李「そんな事言ったら照れるでしょ///」
獅郎「もう、照れてるじゃん!」
愛李「うるさい!もう入学式始まるよ!!」
獅郎「はいはい」
そう言って体育館へ向かった。