第4章【CL編】
41話
※この世界線はマンチェスターシティがチャンピオンズリーグ(CL)の出場権を1年剥奪された世界です。

「みんなCLの無いシーズンよく耐え抜いてくれた。
今年は俺たちの力を遺憾無く発揮してCLのタイトル取りに行くぞ!
今年もキャプテンはシルバ!一言頼む。」

「BOSSも言ったが俺達は何より1番欲しいタイトルへの挑戦権を1年我慢した。今年のタイトルへの思いは利子付いてとんでもない額になってるだろ。ファンにいつまで目を瞑って夢を見させる!今年は目を開けて夢を見よう。叶えた瞬間にその利子は完済だ。」

「「「おう!!」」」

シティの快進撃が始まる。

ファンダイク、フェルミーノ、サラー、マネ。攻めも守りも最強クラスのタレントを要する絶対王者リバプールを退け1位。
CL予選も唯一無敗突破。

時はCL本戦の初戦。
パリ・サンジェルマン戦

「初戦の相手はアウェイでパリ・サンジェルマンだ。
華麗なボールタッチで客を魅了する王様 ネイマール、若きバロンドール候補でフランスの得点王 エムバペ、ハードワーカーで守備もする カバーニのフォワード。
ユーティリティプレーヤーの ディ・マリア、圧倒的キープ力の ヴェッラッティ、『パリの若き将軍』松村、『ナポレオン』ジダンのミッドフィルダー。
闘将 マルキーニョス、フィジカルモンスター キンペンベ、守備的サイドバック ケラー、攻撃的サイドバック ベルナトのディフェンス。
元銀河系軍団ナバスがキーパーだ。
前線のネイマール、エムバペ、カバーニに目が行きがちだが起点となってるのは『パリの若き将軍』だ!『ナポレオン』もディフェンスへの指示などピッチの上で任されている。あの若い2人が中心となってさらに強くなった。ジダンが奪い松村に渡しそこから攻撃が始まるのがパリ・サンの十八番だ。だが攻めならこっちも負けてないだろ!何よりうちには起点が2つあるからな!デブライネ、シルバを起点にみんないつも通り頼む。行くぞ!」

「「「YES!BOSS!!」」」



「修二、今日は負けへんで」

「上等だ悠人、ホームだからって気を抜くと足元すくったる!」

「ハッハッハ!そのエセ関西弁も出えへんようにしたるわ!あ、七瀬から伝言だ、勝って家でパーティしような?だとよ。敵に伝言頼むってお前の嫁はどんだけ天然やねん」

「お、そうか!悠人もパーティ来いよ!」

「考えといたる。んじゃな」

グラウンドに入場するとCL本戦とだけあってサポーターも気合を入れ応援してくれていた。シティのサポーターもアウェイの地で大声で応援してくれている。その中に七瀬も居た

「修二!頑張れー!」

「スタジアムで観戦なんて何年ぶりだろうか…ワクワクするね!七瀬!」

「先生テレビでしかサッカー見らんからあんま興味ないんかと思ったわ」

「これでも昔からパリ・サンジェルマン一筋のサポーターなんだから!」

「相変わらずごっつい見た目で化粧してほんまバケモンやで」

「ちょっと七瀬!そんなに褒めないでよ〜」

「はぁ、このおっさん作品はホンマにすごいんやけど、この性格どうにかならへんのかな…」

「やっぱ最近のサッカー選手イケメン多いわね!あ、ほら!始まるよ!」



東魁 ( 2020/08/24(月) 23:16 )