第2章【クラブワールドカップU-18編】
20話
準決勝は同じスタジアムで開催されるため勝ち残った猛者、4チームが集う
橋本家と合流した白石家、秋元家はレアルのスフィアさんからVIP席に案内してもらっていた

「皆さん!今日はここで見ていってください!っと、これはこれは『アジア産ベルリンの壁』の蒼君じゃないか!やっぱりレアルに来たくなったかい?」

「オファー出さなかった癖によく言うよ、まぁ俺はドルトムントだったから成長出来たと思ってるよ」

「あの頃レアルは日本人への期待が低かったんだよ。修二君は無理やり通せたけど2人は無理だったんだ、すまない」

「謝らないで下さいよ!俺気にしてないですから、強いて言えば俺より修二の方がレアル側の評価が高かったって事が少し悔しいだけだから」

「そう言ってくれると助かるよ」


そんな2人を他所にVIP席の広さ観やすさに感動している組と試合の予想を話すものと様々いる中、関西弁の少年が入ってきた

「よー!皆久々やなー!あれ?修二おらへんの?」

「ゆ、悠人!お前試合前だろ?アップは済んだのか?」

「相変わらずかったい奴やなー。せっかくのイケメンが勿体無いで!あ、七瀬もおるやん!俺のこと観に来たん?」

皆が悠人の天真爛漫な性格に翻弄される中、後ろから姉直伝のチョップを繰り出した

「何してんだよ」

「イタタタ…おー!修二!久々やな〜」

「悠人、西野さんは修二と付き合ってるんだよ?」

「翔太やないか!ってか、今のホンマか?」

「わりぃかよ」

不機嫌そうな顔で修二が返事した

「七瀬今からでも辞めとき、あいつ絶対女心わからへんから」

「おいこらそこ!なんて言った!てか何しに来た!」

そんなやりとりを見ながらみんな笑っていた
すると急に悠人の雰囲気が変わった

「冗談やんけ、そんなカッカせんとき。ここ来たらみんなに会えると思ったから来たんはホンマや、けどな俺が話あるんはお前や翔太」

「ぼ、僕?」

「せや、相手のレオナルド・キング。あいつはとんでもない奴や、負かされたら俺が仇とったるから安心せい!」

「精一杯やるよ、悠人も修二も頑張ってね」

「おうってか悠人、自分が勝つ前提じゃねーか」

「負けるわけないだろ、七瀬より修二の事は分かってるつもりやからな」

「ななだって負けてへん!」

「ハッハッハ!冗談だよ!まぁ修二のマークは多分俺やから試合に始まればわかんで」

そう言うと悠人は嵐のように去っていった

「修二、頑張ってな!」

「おう!任しとけ!」

七瀬の応援を胸に修二もチームのアップに加わった


東魁 ( 2020/07/18(土) 21:13 )