第2章【クラブワールドカップU-18編】
18話
PSV戦

相手はオランダ代表クラブ、正確な左足と独特のドリブルで加速して相手のディフェンスを切り裂いていくアンディ・ロッべンと今大会まだ無失点の絶対的ゴールキーパーの秋元拓真の居るPSV

「修二、今日はロースコアゲームになりそうだな」

「拓真は一対一にめっぽう強いからな、ノアンもチャンスと思ったらシュート打ってけよ」


試合はレアルのキックオフで始まると開始からレアルの猛攻が続くも拓真が無失点で阻止する。

前半も残り5分になりレアルは支配率85%と破格の数字を記録するも未だ無得点

ノアンのミドルシュートを拓真がキャッチすると自陣の左中央にいたロッベンに渡すとPSVの選手達はチャンスと見るとラインを上げる。
だが圧巻なのはロッベンだった、ボールをもらって前を向きスピードとテクニックを駆使して抜いて行き気付けば4人抜きでゴール前。右に流し先制点を取ったのはPSV。


「あんなのありかよ」

「反則的だね。」

唖然の修二と冷静に分析するノアン

レアルは安易なシュートは失点の恐れになることを悟り思い切った攻撃ができないまま後半残り10分
未だ拓真から1点取ることのできないままレアルの左コーナーキック
キッカーのノアンが大きく曲がるボールを中に入れると修二の頭を超えゴール右側のネットを揺らし同点

「ノアンよくやった!クロースさんと比べても遜色ないシュートだったぜ!」

「修二もナイス囮!いやー出来ちゃった」

「出来ちゃったって、流石相棒だな」

今大会の無得点記録を破るゴールに会場も最高の盛り上がりを見せた

「あれが修二の相棒か」

「運が良かっただけだろ?拓真気にするな」

「あぁ、俺の相棒も頼りになる事を修二に見せてくれて」

「当然!俺がぶち抜いてもう1点取ってきてやるよ」

前半とは一転してレアル陣地をロッベンが走り回り切り裂きロッベンの名前の通りどんどんディフェンスも抜かれ防戦一方のレアルは後半ロスタイム遂にロッベンへのパスをノアンがカットし、高い位置でのカウンター

「修二!」

カットして前を向くと同時に相手ディフェンスの裏にグラウンダーのスルーパスを放つ

修二も名前を呼ばれる前に走り出しており、ボールに追いつく頃にはディフェンスを置き去りに
キーパー拓真との一対一に
拓真はペナルティエリアを飛び出し、ファール覚悟で突っ込むも修二のメイア・ルアで抜かれ無人のゴールへ流し込み勝ち越しに成功

そのまま試合を終わらせる長いホイッスルが鳴り2対1でレアルの勝利


〜〜〜試合後〜〜〜

「修二、やられたよ」

「おー!拓真!お前から点取れるとは思わなかったぜ!」

「いや、やられたのは修二にじゃなくてノアンさんね」

「2点目は完璧に抜いて決めたじゃねーか!」

「いやいや、ノアンさんのパスがなければ俺たちが勝っていたよ」

「相変わらず頑固なやつだ…」

「なんにせよ、俺たちに勝ったんだ。次は前相棒の関西人だけど、頑張れよ」

「あぁ、あんなやかましい奴に負けるかよ」


東魁 ( 2020/07/15(水) 21:37 )