第2章【クラブワールドカップU-18編】
15話

「グループリーグのチームより予選のバルサが頭抜けて強かったな」

「修二が2回もフリーで止められなかったらバルサにももっと楽に勝てたかもね。」

「あ、あれは向こうのキーパーを褒めるしかねーよ」

「マーク付いてた方が点取るんじゃない?」

「ノアンの冗談はキツいぜ。」


雑談しながら勝利の余韻に浸っている修二がブラジル人と肩がぶつかった


「おっと、すまね」

「お!予選とグループリーグ得点王の修二 橋本じゃないか!おいキング!俺の言ってたジャパニーズだぜ!」

「あぁ、こいつがレアルの猫か」

「猫じゃなくて獅子だよ!ごめんな!こいつ照れてんのよ!次俺たちの試合だから観てけよ!んじゃな!」

2人はそのまま行ってしまった

「おい修二、大丈夫か?」

「あのキングって奴、すげーな」

「修二とぶつかってもピクリともしなかったからな」

「んで、キングの隣に居たうるさいラグビー選手は何なんだ?」

「彼はちゃんとサッカー選手だよ。今年ユベントスに入ったブラジル人FWハルク・ソウザ、195cm111キロの恵まれた体格から18歳にして世界最高峰のパワーとスピードをあわせ持ちどのクラブも喉から手が出るほど欲しい選手だけど、キングの居るユベントスを選んだか。予選は修二に次いで15得点、ちなみにキングは19アシスト10得点で本当の怪物だね。代表でもキングの相棒だよ。異名は『南米産ハルク』
ウチに来てたら修二は試合に出られなかったかもね〜
ま、キングがウチに来てたら僕も試合に出れてないだろうけど!アハハハ」

「どう言う意味だよそれ」

「冗談抜きであの2人は凄いよ」

「試合観に行こうぜ、本戦で当たるかもしれねーし」

「そうだね。」


〜〜〜キング&ハルク〜〜〜

「なぁキング!あのジャパニーズも隣のスペイン人も雰囲気ある選手だったな!」

「あぁ、レアルの若獅子なんて大袈裟な異名かと思ったが、この大会なかなか楽しめそうだ。」

「いやいや、本戦決定してるドルトムント、パリ・サン、PSV、クラブ・ブルッヘ、レアル、んで俺らのユベントスが6強って監督言ってたじゃねーか!」

「そうだったか?ま、俺は直接見ないと信用しないタイプだからな。」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ユベントスの相手はブラジル予選を勝ち抜いたサントス、ネイマールなどを輩出してきた強豪チームだが、キングとハルクのホットラインを止めれず5対0と圧巻の強さを見せつけハルクは3得点でハットトリック、キングは4アシスト1得点。

「ノアン、どう見る?」

「開始5分での先制点で試合が決まったな、キングがサイドに流れ2人を抜きそのままセンタリングで3人のマークが付いていたにもかかわらず空中で全員弾き飛ばしヘディングで先制点。打点が高い上にあれはヘディングの速度じゃないぞ。」

「あぁ、だけど観てよかったよ。今から練習だ」

「そうだね、フリーで決めれるよう頑張れ!」

「アシスト2回潰したのは悪かったって〜」

冗談で場を和ませたノアンと修二だかその目にはしっかりと闘志が燃えていた。


東魁 ( 2020/07/15(水) 21:36 )