エースは俺 - 第2章【クラブワールドカップU-18編】
14話
初戦はレアルのホームグラウンドであるためグラウンドに集合し、ボールを触ったり早めのアップをそれぞれがしていると監督の声で軽いミーティングが始まった

「前も説明したがクラブワールドカップU-18は予選の1位が次の4チームごとのグループリーグに進みそれぞれの1位の16チームが本戦トーナメントに進む。まずは激戦区のスペイン予選で1部2部リーグの42チーム中参加してる32チームの1位取って世界一を目指そう。」


初戦
相手は2部リーグのデポルティーボ・ラ・コルーニャ、日本代表の柴崎岳も所属しているクラブで何年か前まで1部リーグ常連だったが最近は2部と1部を行ったり来たりのチーム。近年は若手の育成に力を注いでいるためU-18世代の選手は中々の粒揃い。

結果
4対0 ノアン 2アシスト1得点
修二 3得点

2回戦
相手はCDレガネス、トップチームの堅い守備に重点を置いたプレースタイルとは違い4FWと点の殴り合いが得意なチームだが、点の取り合いなら修二とノアンのコンビも負けていない。

結果
7対4 ノアン 4アシスト1得点
修二 6得点

3回戦
相手はセビージャFC、セルヒオ・ラモスなどビッグクラブで活躍できる選手たちを多く輩出しているチーム。凄腕スカウトを中心に低コストで良い選手を獲得し、ビッグクラブに高額な移籍金で売却することで収益を得るという手法を用いてきたクラブで育成に力を注いでいる。

結果
5対2 ノアン 3アシスト1得点
修二 3得点1アシスト


準決勝
相手はアトレティコ・マドリード、同地区のライバルチーム、トップチーム同様組織的ディフェンスを得意とするチームだがU-18は絶対的エースの不在と嘆かれている

結果
2対0 ノアン 1アシスト
修二 2得点

決勝
相手は永遠のライバルチームバルセロナ、トップチームと同じくポゼッションの高いパスサッカーを武器に勝ち上がったチーム。言わずと知れた名門

結果
3対2 ノアン 2アシスト1得点
修二 2得点


修二は16得点1アシストで全試合複数得点と他国の予選を合わせても得点王、ノアンは12アシスト4得点でスペイン予選のアシスト王とMVPに輝き予選を通過し勢いそのままにグループリーグを突破。本戦のトーナメントに挑む




東魁 ( 2020/07/15(水) 21:35 )