04
『スレンダーだけどいい身体してんじゃん』
『待って。現役アイドルのMAYAって、もしかして・・・?』
観客からの羞恥の視線を感じ、マスクの下の表情を強ばらせながらステージ上を歩いていく。
菅原(だめ・・・歩いてるだけで恥ずかしい・・・)
仰向けで横たわっている男優の元に着いた。
菅原「あの・・・よろしくお願いします」
男「・・・・・・」
声を掛けるが男優は無言のまま菅原を一瞥した。
菅原(え・・・)
無言の視線に動揺してしまう。
菅原(この人が私の初めての人になるの・・・?こ、怖い・・・)
菅原「し、失礼します」
カチャカチャ
菅原(っと・・・あ、あれ・・・?)
菅原は男優のスボンのベルトに手をかけるが、不慣れと緊張からかうまく外せずにいた。
菅原(うー、はずれないぃ・・・)
カチャ
もたつく菅原を見かねてか、男は自分でベルトを外した。
菅原「あ・・・ごめんなさい・・・」
男を怒らせてしまったのではないかと不安になってしまった。
そしてスボンとパンツを膝まで下ろし、ペニスを手に取った。
菅原(うわぁ、ふにゃふにゃ・・・ちんちんってこんなんなの・・・?)
一色がやっていたのを思い出し、片手でペニスをしごきながらもう片手で陰嚢を揉む。
菅原(これがキンタマ袋ってやつなのかな・・・変な感じ)
見よう見まねでペニスをしごくが、力加減が分からず中々勃起してこない。
そうしている内に、菅原の爪が亀頭に当たってしまった。
男「っっっ・・・!」
男は一瞬腰をひくつかせ、眉に皺を寄せた。
菅原「あ!ご、ごめんなさい!は、初めてで・・・その・・・」
男(・・・?初めて?・・・まさかな)
菅原は力を緩めて触れるだけの感じでペニスを掴んだ。
男「もっと強く握って・・・」
菅原「え・・・あ、こうですか・・・?」
男「もうちょっと・・・そう、そのまま手を動かして・・・爪は立てないように・・・」
男優の指示通りの力加減でペニスをしごいていくと、みるみる内に勃起してきた。
菅原(こんなに固くなるの・・・これが私の中に・・・・・・)
菅原が天を突くように固くそそりたったペニスを見て、思わず唾を飲み込んだ。
菅原(・・・と、次どうするんだっけ・・・あ、これか)
カゴの中からコンドームの袋を取り出し、袋を破いた。
菅原(んっ・・・出しにくいな・・・)
袋の切れ端に引っ掛かって、中々ゴムを取り出せずにいた。
菅原(取れた。これどうすれば・・・表って書いてあるから・・・こうかな?)
菅原がペニスにコンドームをはめていく。
菅原(嶺奈ちゃん、これ口で付けてたのすごいなぁ・・・)
男優のペニスが人並みよりも大きく、コンドームもきつめだったが何とか根本まではめ終わった。
菅原「えっと・・・これで大丈夫ですか・・・?」
こくっ
男優は無言で頷く。
菅原(この後は、確か口で・・・こうやって・・・)
勃起したペニスを咥えて顔を上下に動かす。
菅原(ふぐ・・・むんん・・・口の中がいっぱいで・・・動きにくいぃ・・・)
菅原は唾を絡ませながら、フェラを続ける。
『なあ・・・MAYAって、SKEの菅原茉椰なんじゃないか・・・?』
『俺もそう思ってた。あの体型だし、アイドルだっていうし、MAYAっていうと・・・』
客席のエキストラ達が、この女優は菅原茉椰なんじゃないか?ということに気付きはじめて、ざわめいていた。
『もしそうならショックだよ・・・まーやん清楚系アイドルだと思ってたのに、こんか汚れ仕事してたなんて・・・』
『あんな風でも、やることやってたのかもね・・・』
フェラをしている菅原の耳にそんな言葉が聞こえてきていた。
菅原(え・・・私のファンも来てる・・・?)
菅原(私、そんな汚れじゃないよ・・・)
菅原(・・・あ、でも今日ファンの人を裏切っちゃうから、汚れアイドルか・・・)
菅原の脳裏に今まで公演に来てくれたり、握手会に来てくれたファンの顔が浮かんできた。
菅原「んぐ・・・ぶはっ・・・」
菅原(これでいいのかな・・・?)
ペニスを十分に濡らすことができたと感じてフェラを止め、ローションを膣口に塗っていく。
菅原「んっ、ひゃうっ!」
オナニーもしたことが無い菅原は指が触れる感覚に声を上げる。
そして、ペニスの上にまたがって膣口を押し当てた。
菅原(信じてくれたみんな、ごめんね・・・)
菅原は心の中でファンに懺悔して、腰を落としはじめる。
菅原(んぐ・・・きつ・・・こ・・・こんなの入らないよ・・・!)
入口に少しペニスが入っただけの状態で動きを止めてしまった。
どの位時間が経ったのだろうか・・・実際には数十秒なのだが、菅原にはすごく長い時間耐えている気がしていた。
ガシッ
その状況を見かねた男優が菅原の腰を両手で掴んだ。
菅原「え・・・ちょっと待って・・・まだ私・・・」
ズブゥッ!
"まだ心の準備ができていない"と言いかけたところで、一気に腰を引き下ろされた。
菅原「んぐんん・・・い、痛ぁっ・・・くぅぅ!」
菅原が破瓜の痛みに呻き声を上げる。
男「え・・・?」
菅原の反応を見た男優は、腰を少し持ち上げて奥まで挿入されたペニスを抜いた。
すると、ペニスに破瓜の血が纏わりついているのがわかった。
男「もしかして、君初めてだった・・・?」
菅原「んぐぅ・・・ぅぅぅー・・・」
菅原は痛みに顔を歪めながら頷く。
男(マジかよ・・・そんなこと聞いて無いぞ・・・)
『まーやん処女だったのか!』
『うおおお、これは凄い場面に立ち会えたな!』
客席のざわめきが更に増していく。
皆、MAYAの正体が菅原茉椰ということを確信していた。
男「大丈夫?」
菅原「う・・・ぐす・・・はい・・・」
菅原が泣き声で答える。
男(知ってれば優しくしてあげられたのに・・・いつも通りの演技しちまったじゃないか)
ペニスを挿入した状態でじっとしたまま時間が過ぎていく。
菅原「だ・・・大丈夫ですから・・・」
男優の胸に手をついて、腰を前後左右に動かしはじめた。
菅原「っ・・・ん・・・ん・・・」
激しい動きでは無いが、処女を失ったばかりの菅原のまんこはペニスをきつく締め付けていた。
男「・・・無理しなくていいから」
声が出ないように口を固く結んで、必死に動く菅原に声をかける。
菅原「ふっ、ん・・・これ、お仕事なんですよね・・・?」
男「あ、ああ・・・」
菅原「私も仕事なんで・・・大丈夫です・・・それに・・・」
菅原「怖い人かと思ったけど優しくて・・・初めてがあなたで良かったです」
菅原が口の端を歪めて笑った。
男「・・・!」
男優はできそ急激に愛おしい感情に襲われ、菅原の拙い動きでも射精してしまいそうになっていた。
男「ごめん・・・少し動かすね」
菅原「え・・・あっ・・・」
菅原の腰を掴んで動きを止めると、下からペニスを突き上げるようにピストンをはじめる。
菅原「んんんんっ!んんっ!んんんんんんっ!」
スローペースのピストンだったが、まんこの奥を突かれる初めての感覚に口を閉じていても喘ぎ声が漏れていた。
男(はっ・・・はっ・・・そろそろイキそうだ・・・)
男優は、感情の昂りとまんこの締め付けで限界を迎えようとしていた。
男(っっっ・・・出るっ!)
ドピュ!ビュルルッ!!
菅原「んんん!あはあぁ・・・!」
菅原(何か出てるぅぅ・・・奥に当たって・・・つぅぅ・・・)
射精の脈動が終わって、菅原が腰を浮かせてペニスを抜く。
すると、赤い血に混じってザーメンも滴ってきた。
男「え、な、何で・・・!?」
男優がコンドームを取り確認すると、先端が破けていることが分かった。
男(あ、あの袋から出すのに手こずってた時に破けたのか・・・?まずい・・・)
菅原「はぁ・・・はぁ・・・きれいに拭きますね・・・」
菅原は息を切らせながら、ウェットティッシュでペニスを拭きはじめる。
自分がザーメンを中出しされたことには気付いていなかった。
男「あの・・・ごめんな・・・」
菅原「謝らないでください・・・ありがとうございました」
ペニスを拭き終えた菅原は、おぼつかない足取りでステージ袖へと戻っていく。
菅原(やっと終わった・・・早く帰ろ・・・)
一色「ま、まーやん!大丈夫!?」
菅原「あ・・・うん、大丈夫。ちょっと違和感あるけど・・・」
一色「それもそうだけど、その・・・」
一色が菅原の太ももを伝っているザーメンを指差す。
菅原「ん?あ、血が出ちゃったけど・・・大丈夫だって。大人になった気分」
一色「そ、そう・・・」
菅原だけが気付いていないだけで、周りは中出しされていたことは分かっていた。
D(やばいな・・・マネージャーさんからは生でやるのはNGって言われてたんだよ・・・)
ディレクターは頭を悩ませていた。
D(理由までは聞かなかったけど、まさか危ない日だったってとこないよな・・・)
D(映像のほうは編集すれば、何とかごまかせるとして・・・)
D(あの子が運悪く妊娠してしまわないことを祈るだけだな・・・)
一方の菅原はこんな形で処女を奪われたけれど、ポジティブシンキングで少女から女へと脱皮した喜びと仕事の幅が広がることへの期待から、晴れやかな表情をしていた。