SKE48 裏レッスン - 33幕 青海ひな乃・赤堀君江
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事務所で山下が腕組みをしながら考え事をしていた。

山下(どうして、こいつらには厄介な話しばかり・・・)

悩みの種は、9期生の青海ひな乃のこと。

カミフレへの選抜、チームSへの昇格など9期エース級の活躍を見せている期待大のメンバーだ。

先日、山下のところにタレコミがあった。

そこには、ひなののものと思われるTwitterアカウントが記されていた。

鍵付きだったが、タレコミ主から送られたIDでログインすることで閲覧できた。

SKE加入前に作られたものだったのだが、見つかったその写真が問題だった。

高校の時にラグビーのマネージャーをしていたとのことで、その部室で撮られたと思われる投稿写真。

そこに写る数名の部員はアルコール飲料の缶を手にしており、その輪の中にはひなのも写りこんでいて、カメラに向かってピースをしていた。

ひなのはノンアルコールのジュースを手にしていたが、それでもこの描写はまずい。

山下(全く・・・こんなの流出したら、青海だけじゃなくてグループ全体に波及してしまう)

SKE加入前とはいえ、外部に流出してしまったら大幅なイメージダウンは避けられないと危機感を覚えた。

だが、問題はそこで終わらなかった。

ひなののフォロワー先まで深く掘っていくと、更に大きなスキャンダルを見つけてしまった。

山下(は?こいつは、まずいだろ・・・)

溜め息を漏らして、スマホを凝視する。

山下(くそ・・・こうなったら腹をくくるしかない)

開き直った山下は、休憩時間になり事務所から誰もいなくなったのを確認してパソコンに向かった。

山下(これをネタに、少し荒稼ぎさせてもらう・・・)

山下(あいつなら、もしかしたら小畑と同じ・・・いや、越えられる可能性はあるからな)




後日、事情聴取するためにひなのを事務所へ呼び出した。

小さな会議室で2人きりになる。

山下「・・・・・・」

青海「あ、あの・・・何でしょうか」

張り詰めた空気に、ひなのは自分が悪いことをしたのではないかとびくびくしている。

山下「・・・・・・」

スッ

山下がテーブルにスマホを置き、画面をひなのに見せた。

青海(やば・・・)

部室で男子部員たちが飲酒しているシーンだった。

青海(全部消したと思ったのに・・・!)

SKEのオーディションを受ける時に、TwitterやInstagramアカウントは全部消去したつもりだった。

だが、マネージャーをやめてから、暫く更新していなかったプライベートの裏アカウントだけ消し忘れてしまっていたのだ。

青海「あ、ご、ごめんなさい!すぐ消しますから!」

ひなのは慌てて自分のスマホを取り出してアカウントを消去しようとする。

山下「それと・・・これは何だ?」

また別の写真を見せる。

青海「あ・・・これ・・・」

その写真を見た瞬間、ひなのの顔は青ざめた。

山下「これ青海、お前だろ?」

そこには、数名のラグビー部員相手にひなのが性行為をしている場面が写し出されていた。

ひなのがフェラしている写真、騎乗位でペニスを挿入されている写真、ひなのを中心に男達が輪になってペニスをしごいている写真など。

隠し撮りされていたようだが無修正の個人投稿で、ひなのの顔は隠されることなく写ってしまっていた。

しかもそこに写っているひなのの顔は嫌がっている様子はなく、むしろ悦んでいるようだった。

青海(あ・・・あ・・・)

山下「・・・・・・ふぅ・・・」

青海「ど・・・どうしたら・・・」

言い訳のしようが無いひなのが、どうしたらいいのか分からなくなって山下に聞いた。

山下「このことが外に知られたら・・・研究生への降格・・・もしくは解雇だろうな・・・」

青海「そんな・・・」

ひなのはようやく正規メンバーに昇格し、まだまだこれからだと思った矢先のスキャンダル発覚に、感極まって泣いてしまった。

山下「・・・どうしてこんなことしたんだ?」

青海「ぐす・・・」

ひなのが涙ながらに語りはじめた。




マネージャーという響きに憧れていたひなのは、高校入学した後に色々な部活を見て回った。

だが、野球部、サッカー部、バスケ部・・・どこもマネージャーが多く、新入部員の倍率が高い状況だった。

そんな中、ラグビー部でマネージャー募集していることを見つける。
噂によるとマネージャーの定着が悪いらしく、今は誰もいない状態だと聞きつけて、早速応募してみた。

すると、すんなりと受け入れてもらい、ひなのを含む新入生3人がマネージャーとして入部した。

しかし、なぜ定着率が悪かったのかはすぐに思い知ることになる。

新入生歓迎会という名目でいきなり乱交パーティーに参加させられてしまう。

ラグビー部員の屈強な身体に抵抗できるはずもなく、まだ男性経験の無かったひなのは処女を散らさてしまった。

他の新入生2人も同じように複数の男から凌辱を受けていた。

その後は写真や動画で脅され、部員達に求められるがまま身体を捧げる慰み者にされていた。

時が経っていき、同期入部したマネージャーが仕打ちに耐えきれず1人減り、2人減り、ついにはひなのだけが残されてしまった。

その後は黒い噂のあるラグビー部にマネージャーが入って来ず、残されたひなのは性欲処理係としての3年間を過ごした。

初めは激しく抵抗していたものの、しばらくして無駄だと分かってからは、むしろ女としての悦びを貪欲に味わっていた。

複数プレイは当たり前、時には他部マネージャーと交換プレイすることもあった。




青海「ごめんなさい!もうこんなことしませんから・・・」

山下(そういうことだったか・・・)

山下「・・・ふう。分かった、何とか揉み消してみるよ」

青海「え、ありがとうございます!」

山下「ただ、代わりと言っちゃなんだが。1つ仕事を受けてもらえないかな?」

山下が1枚の紙をひなのに見せる。

その紙には日時と『グラビア撮影会』という文字が書かれていた。

青海「グラビアですか?」

山下「ただし、プロじゃなくて募集で集まった一般の人に撮影してもらう感じだ。まあ、固く考えなくていいよ」

青海「そうですか・・・恥ずかしいですけど、それで許してもらえるならやります」

水着グラビアは既に経験済みなので、特に抵抗なく受け入れた。

しかし、それがひなのにとって新たな快楽の世界への入口になるとは、今はまだ知る由もなかった。

ブラック・キャット ( 2020/03/07(土) 01:06 )