02
山下に琴望からのLINEが届く。
山下(ん?白井にも連絡は回したと思ったが・・・)
送信履歴を確認する。
山下(しまった・・・。初歩的なミスを・・・)
山下は、琴望にLINEで改めて撮影会のスケジュール連絡をした。
山下(参ったな・・・どうするか・・・)
山下は、腕組みをして連絡ミスをどう処理していくか考えている。
考えている中で、1つの妙案を思い付いた。
山下(待てよ・・・これはこれで面白いことになりそうだ。怪我の功名ってヤツだな。ふふ)
考えがまとまった山下が1人笑いだす。
その後、サイトの告知が一部変更された。
『サプライズゲストを1名→2名に変更します』
え!?
もう1人も愛理と同期なのかな?
3人になるのか・・・俺もっと金上乗せするわ。
山下(誰がゲストなのかは発表しないが・・・ふふ、俺も楽しみになってきたな)
その夜、琴望はインスタライブをはじめた。
今夜は、ローターを挿れて配信する。
いつも上半身しか映していないが、いつバレるか分からない状況に興奮してしまう。
琴望「聞こえてるかな・・・こんばんは」
琴望「今日は告知があって・・・んっ・・・短い時間だけどはじめるね」
琴望(んんっ・・・気持ちいい・・・)
まんこの中の振動で漏れそうになる喘ぎ声を抑えてしゃべっていく。
『こっちゃん、きたよー』
『今日も可愛いね!』
良く見る名前がコメント欄に並ぶ。
琴望「んふぅ・・・あ、今日も見てくれてありがとう」
しばらく、コメント返しをしていく。
琴望「ん・・・はっ・・・」
時折混じる甘い吐息に、見ているヲタクは興奮する。
常連視聴者の間では、こっちゃんはオナニー配信しているのではないかと噂になっていた。
琴望(ああ・・・中、動いて・・・いい・・・)
数分後にはぬいぐるみを抱く手に力が入ってくるのが、見ている側からも分かった。
琴望(っああ・・・もうイキそう・・・)
琴望は片手を下半身に持っていき、ローターを奥まで押し込む。
琴望「ふっ・・・あ!は・・・んっ!」
小さく身震いをしてイッてしまった。
ヴゥゥゥ・・・
まんこから抜けたローターが床の上で振動して微かに音が響く。
『変な音聞こえない?』
琴望「は・・・はぁ・・・何にも無いよ」
琴望は呼吸を落ち着けながら、平静を繕って答える。
琴望「今日はありがとう。また見に来てね」
『あれ?告知あるって言ってなかった?』
コメントを見て思い出す。
琴望「あ・・・忘れるところだった。△日空けておいてもらうと嬉しいな。詳しくは言えないけど、いいことがあるかも♪」
(△日って・・・撮影会の日じゃない?)
(こっちゃんで確定かなあ。もう1人が気になるけど、俺も申し込むか)
琴望「早くみんなに会いたいな・・・。じゃ、バイバイ」
裏のサイトは会員制のため、△日の件が分からない人は、ライブか何かのイベントがあるのかな位にしか捉えられていない。
しかし、サイトの会員の中では大きな話題となっていった。
愛理(あ、これピンクでリボンも付いてていいかも)
愛理はデパートでショッピングをしている。
愛理(可愛い私を見てもらいたいもんなぁ・・・下着も可愛いの着けていかないと)
大勢の男に囲まれ、見られることを想像して胸を高鳴らせていた。
撮影会当日
琴望「もー!起こしてって言ったのに!」
今日は、姉も仕事で朝早く出掛けると聞いていたので、起こして欲しいと頼んでいた。
しかし、目が覚めたときには姉の姿は無く集合時間ギリギリになってしまっていた。
琴望「ああ!もう出ないと!」
メイクする時間も無く、取りあえず寝癖だけを何とかして家を飛び出していった。