03
西「ん・・・」
西が目を覚ます。
西「ここ、どこ・・・?」
まだ意識ははっきりしていないようで現状を把握できていない。
ただ1つ分かっていることは、自分が服を脱がされて、布団に横になっているということだった、
西(あ・・・そうか、私・・・)
2人の男にされた仕打ちを思い出し、悔しさと怒りが込み上げてくる。
しかし過ぎたことをくよくよ考えてもしょうがない。
西(何、ここ?)
殺風景な小さな部屋で、見渡しても誰もいない。
取りあえず手足は自由に動かせるので、部屋のドアへと向かっていく。
西(鍵はついてなさそう・・・)
ドアノブに手を掛ける。
ドンッ
その時、突然勢い良くドアが開き、突き飛ばされた西は尻もちをついてしまった。
西「いった・・・」
男1「おー、起きたんだね。良かった良かった」
西(あの男だ・・・!)
西「ここどこですか?あなた誰ですか?何で私は裸なんですか?もう帰してください!!」
尻もちをついた体勢のまま、男に怒りをぶつける。
男1「いっぺんに聞かれても困っちゃうな」
男1「まず、ここは俺の家だよ。友達が泊まりにきたとき使う部屋が空いてたから」
西(何で、こんな男の家に私が・・・)
男1「次、何で裸かってのは苦しそうだったから脱がしてあげたんだよ。俺ら優しいだろ?」
西「・・・服!返してください!」
男2「ん、どうした?」
もう1人の男が西の大声を聞いてやってくる。
西(この男もここにいたんだ・・・)
自分の処女を奪った男。
忘れようにも絶対に忘れられない顔。
男1「ああ、この子が目を覚ましたんで」
男2「お。それは良かった」
西「良くないです!」
男1「元気だねえ・・・あと、帰してくださいってのはノーだ」
男2「だって大学生なんでしょ?子供だったら誤魔化せたのにさ・・・」
男2「あのまま警察に駆け込まれでもしたら厄介だしね。こうするしか無かったんだ」
男1「このまま帰したら黙ってくれる?」
西「・・・・・・」
西はその問いには答えない。
“誰にも言いませんから帰してください”と言えば逃れられたかもしれないが、嘘をつくことが嫌いで黙ってしまう。
男1「だろうね。どうするよ?」
男2「うーーーーん・・・」
男が腕組みをして考える。
男2「どうせ捕まるんだ・・・後悔ないほうがいいよな」
男1「そうだよなあ・・・ブタ箱にぶちこまれたら女の子と遊べない・・・」
男がチラッと西を見る。
男1「この子も、年齢さえ考えなきゃ身体は中学生・・・この際思いきりやっちゃおうか」
男2「えーー?前から狙ってた小学生の子がいたのに、こいつが最後?」
男1「あの子可愛かったけど諦めよ・・・。後悔無いように、パァーッといこうぜ」
西(・・・え?ちょっと、嘘でしょ?)
男達が西に近付いてくる。
西「や・・・だ!やめて!帰してください!」
男1「全部終わったら帰してあげるのに。うるさいなあ・・・」
ブチュッ
西「っーー!」
口を塞ぐため、西にキスをする。
西(お、お酒臭い・・・)
酒の臭いで頭がクラクラしてくる。
男2「痛いことしないからさ、いっぱい遊ぼうよ"マリナ"ちゃん」
西(何で私の名前・・・あ、学生証か)
バッグも手元に無いので、恐らくそれを見たのだろうと推測した。
西「ん・・・ぷはっ」
男達も服を脱いでいく。
ロリコンおじさん2人の最後(?)の夜が始まっていった。