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大谷(あれ?あゆかぴょん・・・どこ行くのかな?)
公演もレッスンも無いオフの日、ゆうゆは1人ショッピングをしていた。
商店街をぶらぶら歩いていると、偶然上村亜柚香を遠くに見つける。
大谷(誰かと待ち合わせなのかな)
1人佇んでいるあゆかを見てそう思った。
あゆかはこちらには気付いていない様子なので、後ろか近付いて驚かせようと企む。
あゆかの立っているビルのそばまで気付かれずにたどり着く。
ここから飛び出して驚かせてやろう・・・とその時、あゆかの脇に1台のバンが停車する。
フルスモークのいかにも怪しい車。
あゆかは、周りを気にするようにチラ見しながら車に乗り込んでいく。
大谷(あ、やっぱり待ち合わせだったんだ)
大谷(残念・・・タピオカ買って帰ろ)
ゆうゆは、また1人テクテクと歩いていった。
翌日は劇場公演があり、ゆうゆはあゆかと再会した。
大谷「あゆかぴょん!昨日○○のところで見たよー」
上村「・・・え?昨日?」
大谷「うん!声かえる前に車に乗っちゃったから会えなかったけど、お出かけだったの?」
上村「う、うん・・・」
あゆかの顔が曇っていく。
大谷(あ・・・何か聞いちゃいけないことだったかな・・・)
無言のまま、2人の間を気まずい空気が流れていく。
公演前のリハが始まるといつものあゆかに戻っていた。
大谷(良かった・・・)
2週間後、ゆうゆはまたあゆかを目撃してしまう。
追いかけ回している訳ではなく、偶然の出来事。
遠くから見ていると、またも黒塗りのバンがやってきて乗り込んでいく。
大谷(今日公演なのに、どこ行くんだろ・・・)
あの表裏の無さそうなあゆかが隠し事だなんておかしいと思いつつも、答えが出るわけでは無いので考えることを止めた。
その日、あゆかは夜公演のリハに少し遅れてやってきた。
いつものように明るく振る舞っているが、ふとしたときに暗い表情を浮かべるときがあった。
それから数日後・・・
ゆうゆは、薄暗く涼しくなる時間を狙って散歩に出かける。
大谷(あれ?あの車って・・・)
ゆうゆがいつもと違うルートを散歩していると、あゆかの迎えに来ていたバンが、とあるプレハブの脇に止まっているのを発見した。
黒塗りの車なんて滅多に見ないので、恐らく間違いない。
大谷(もしかしたら、あゆかぴょんいるかも)
好奇心で近付いていく。
カーテンも付いていない簡素なプレハブ。
特に回りには何もない広場なので、覗かれる心配をしていないのだろう。
ゆうゆが、窓からそぉーっと中を覗く。
そこには目を疑うような光景が飛び込んできた。
四つん這いになり、数人の男に囲まれているあゆかの姿だ。
あゆかも男も全裸。
男があゆかの尻に腰を叩きつけている。
大谷(あ、あ、あれって、もしかして・・・)
前に父親の部屋にあったエロ漫画を盗み見たことがあったが、それと同じことが繰り広げられていた。
大谷(あ、あゆかぴょん・・・)
声は聞こえてこないが、あれは間違いなくあゆかだと確信する。
ゆうゆは動揺し、バンに身体をぶつけながらも、足早にその場を離れていった。
男「くぅ・・・!」
ドピュッ!
あゆかのアナルにザーメンを吐き出す。
上村「う・・・く!」
男「ふぃー・・・今日も気持ち良かったよ、あゆかちゃん」
上村(私は・・・気持ち良くなんかない・・・)
あゆかは、3人の男に散々犯されていた。
だが目の光は失ってはいない。
男「あゆかちゃんは最高だよ。また頼むな」
上村「はぁ・・・はぁ・・・・・・」
息を切らして床に突っ伏しているあゆかを背に、男達はケラケラ笑いながら出ていった。
上村「・・・これで、ゆうかたんを守れるなら・・・」
あゆかは、浅井裕華を凌辱するのを止める代わりに自分を好きにしていい。
その代わり、今後浅井裕華には絶対に手を出さない。
そう男達と約束を交わしていた。
そして定期的に呼び出され、犯される日々が続いていた。
ゆうゆは散歩をやめてすぐ家に帰ったが、さっきのことが脳裏に焼き付いて忘れられないでいた。
なんであゆかは、あんな所でセックスをしていたのか。
明日会ったら、どんな顔で接したらいいのだろうか。
頭の中をぐるぐると駆け巡り、一睡もできないまま夜が明けていった。