06
由依の家で由依に組み敷かれてしまっていたその頃・・・
莉乃・麻友・亜美の三人は俊哉の事を探し回っていた・・・
莉乃「もう〜トッシーどこ行ったのよ〜!!」
麻友「まだ学校内に居るんですかね?・・・何だか心配です。」
亜美「・・・うん、確かに心配だよ。本当に何処行ったんだろ・・・?」
莉乃「大体、急に居なくなるトッシーが悪いんだから・・・ぐすっ」
麻友「莉乃さん・・・」
亜美「莉乃ちゃん・・・」
莉乃「ひぐっ・・・淋しいょ・・・」
麻友「莉乃さん、泣いてても俊哉君は見つからないんですよ?三人で頑張って探しましょ?」
亜美「そうだよ、麻友ちゃんの言うとおりだよ・・・一緒にさがそ?」
莉乃「ぐすっ・・・ありがとう、二人とも。」
一方の優子・みなみ・敦子は・・・
優子「いや〜高校一日目が終わったけど、楽しかったなぁ・・・」
みなみ「そうだね、俊哉君っていうイケメンとも知り合えたしね!」
敦子「もう・・・二人はちっとも変わらないなぁ。」
優子「そうかなぁ?結構変わったと自分でも思うんだけどな・・・」
みなみ「私も私も、変わったと思うんだけどな・・・」
敦子「いーや、全然変わってないもん。」
優子・みなみ「「そんな〜」」
敦子「ハモってるし・・・とにかく、二人は全然変わってないの。この話おしまい!!」
優子「そんなこと言わずにさぁ・・・」
みなみ「そうだよそうだよ・・・」
敦子(俊哉君か・・・何か素敵な人だったなぁ・・・)
そして珠理奈・玲奈・ちさと先輩の三人は・・・
珠理奈「一時はどうなるかと思ったけど・・・何とか終わったね。」
玲奈「お兄ちゃん、すっかりクラスの人と打ち解けてたね!」
ちさと「そうだね、中学の頃と比べるとかなり変わったね。」
珠理奈「確かにね・・・俊哉は中学の頃はかなりの根暗だったから・・・」
玲奈「・・・うん、部屋に閉じこもりっきりでなかなか出て来なかった事もあったし・・・」
ちさと「うんうん・・・私も駆けつけて俊哉君の事励ましに来た事もあったな・・・」
珠理奈「まあ・・・今となっては思い出の一部になってるけどね・・・さてと、今日の夕飯何にしようかな・・・?」
玲奈「玲奈、カレーが食べたいな!!」
ちさと「ははっ、玲奈ちゃんはカレーが好きなんだ?」
玲奈「うん!!玲奈カレー好きなんだ!!」
珠理奈「はいはい、分かったよ。今日はカレーね。」
ちさと「私も行っていいか?俊哉君の高校デビューのお祝いもしたいしね。」
珠理奈「もちろん!大歓迎だよ。じゃあスーパー行って買い物しますか。」
ちさと「了解」
玲奈「うん!」
それぞれの思いを胸に彼女達は家路に着くのであった・・・。