第二話・数々の誘惑
06
由依の家で由依に組み敷かれてしまっていたその頃・・・

莉乃・麻友・亜美の三人は俊哉の事を探し回っていた・・・

莉乃「もう〜トッシーどこ行ったのよ〜!!」

麻友「まだ学校内に居るんですかね?・・・何だか心配です。」

亜美「・・・うん、確かに心配だよ。本当に何処行ったんだろ・・・?」

莉乃「大体、急に居なくなるトッシーが悪いんだから・・・ぐすっ」

麻友「莉乃さん・・・」

亜美「莉乃ちゃん・・・」

莉乃「ひぐっ・・・淋しいょ・・・」

麻友「莉乃さん、泣いてても俊哉君は見つからないんですよ?三人で頑張って探しましょ?」

亜美「そうだよ、麻友ちゃんの言うとおりだよ・・・一緒にさがそ?」

莉乃「ぐすっ・・・ありがとう、二人とも。」

一方の優子・みなみ・敦子は・・・

優子「いや〜高校一日目が終わったけど、楽しかったなぁ・・・」

みなみ「そうだね、俊哉君っていうイケメンとも知り合えたしね!」

敦子「もう・・・二人はちっとも変わらないなぁ。」

優子「そうかなぁ?結構変わったと自分でも思うんだけどな・・・」

みなみ「私も私も、変わったと思うんだけどな・・・」

敦子「いーや、全然変わってないもん。」

優子・みなみ「「そんな〜」」

敦子「ハモってるし・・・とにかく、二人は全然変わってないの。この話おしまい!!」

優子「そんなこと言わずにさぁ・・・」

みなみ「そうだよそうだよ・・・」

敦子(俊哉君か・・・何か素敵な人だったなぁ・・・)

そして珠理奈・玲奈・ちさと先輩の三人は・・・

珠理奈「一時はどうなるかと思ったけど・・・何とか終わったね。」

玲奈「お兄ちゃん、すっかりクラスの人と打ち解けてたね!」

ちさと「そうだね、中学の頃と比べるとかなり変わったね。」

珠理奈「確かにね・・・俊哉は中学の頃はかなりの根暗だったから・・・」

玲奈「・・・うん、部屋に閉じこもりっきりでなかなか出て来なかった事もあったし・・・」

ちさと「うんうん・・・私も駆けつけて俊哉君の事励ましに来た事もあったな・・・」

珠理奈「まあ・・・今となっては思い出の一部になってるけどね・・・さてと、今日の夕飯何にしようかな・・・?」

玲奈「玲奈、カレーが食べたいな!!」

ちさと「ははっ、玲奈ちゃんはカレーが好きなんだ?」

玲奈「うん!!玲奈カレー好きなんだ!!」

珠理奈「はいはい、分かったよ。今日はカレーね。」

ちさと「私も行っていいか?俊哉君の高校デビューのお祝いもしたいしね。」

珠理奈「もちろん!大歓迎だよ。じゃあスーパー行って買い物しますか。」

ちさと「了解」

玲奈「うん!」

それぞれの思いを胸に彼女達は家路に着くのであった・・・。

■筆者メッセージ
ちょっとここで日常風景みたいなものを取り入れてみました・・・

俊哉が昔根暗だった設定は今思いつきで書いてみました(苦笑)

さあ、いよいよゆいはんとのカラミが始まりますよ!!
ショウ ( 2014/06/28(土) 03:23 )