07
俺は一旦トイレに行って三人の殺気をかわそうと思った。
あんな目で見られたら堪ったもんじゃないと俺は心に言い聞かせながら廊下を歩いていた。
すると後ろから…
??「…俊哉君、だよね?」
俺が振り返るとそこには以前京都に住んでいた時に知り合った横山由依の姿がそこにあった。
俊哉「由依!久しぶりじゃんか。元気にしてたのか?」
由依「うん、元気にしてたよ!何年ぶりかな?」
俊哉「そうだな…小学校以来じゃないか?随分変わったな由依は」
由依「そんな事ないよ、うちは変わらんよ。…俊哉君の方が随分変わったよ、以前にもましてかっこよくなったえ///」
俊哉「…照れるよ、由依」
他愛も無い会話をしていた矢先…
莉乃・麻友・亜美「「「じー」」」
またか!しかもさっきよりかなり殺気が増してるよ!これはまずいな…
俊哉「由依、積もる話は次の休み時間にしよ?俺行くわ」
由依「うん、また後でね」
由依と別れた後急いでトイレに向かおうしたが時すでに遅し、俺は三人に捕まってしまった…
莉乃「さっきクラスメイトの三人と仲良く話してたよね…しかも今の子誰?」
麻友「本当です!何で私達という存在が居ながら他の女の子と話してるんですか?」
亜美「…私、ショックだったんだよ?寂しかった…」
男子トイレの狭い個室の中で俺は三人に囲まれながら便座に座っていた、何この光景はと思いながらも俺は反論した。
俊哉「良いじゃんかよ、俺から話したくて話したんじゃないんだぞ!それにさっきの子は誰だって良いだろ!」
すると莉乃が…
莉乃「そんな事言うなら…おしおきだね///」
麻友「そうですね…おしおきしちゃいましょう///」
亜美「…そうだね、おしおきの時間だよ、俊哉君///」
…ヤバい!早くここから出ようと立ち上がろうとした時、莉乃にキスされた。
チュッ…チュッ…チュッ…
莉乃「ぷはぁ…私の初めてのキスの味は…どう?」
麻友「ずるい莉乃ちゃん!私もするです!」
今度は麻友が俺の唇を奪った。莉乃とは違う濃厚なキスだった。
チュッ…クチュ…チュッ…
麻友「はぁ…私の初キスの味はいかがでしたか?」
亜美「…ずるいよ二人共、私だって莉乃ちゃんや麻友ちゃんより濃厚なキスする!」
そして亜美にも唇を奪われた。さっきの二人とは比べ物にならないキスだった。
チュッ…クチャァ…クチュ…
亜美「…はぁ…はぁ、私の初めてはどうだった?二人よりキス凄かったでしょ///」
俊哉「バ、バカ!何三人してキスしてんだよ!初めては好きな奴としろよ!何で俺と…」
莉乃・麻友・亜美「「「私…俊哉の事が好きだから!」」」
…俺はまさかの告白にビックリしてしてまった…三人が俺の事を…好き…?
考える暇も無く、三人は俺にこう言った…
莉乃・麻友・亜美「「「私の初めて、俊哉にあげる!」」」
…ここから三人と俺の狭い個室での課外授業が始まった…