乃木坂高校












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第6章
筋トレとペア
民宿近くの体育館に移動する。
合宿中は、いつでもこの体育館を使えるようになっている。
先生「よし!集まったな!それじゃ筋トレを始めるぞ!2人1組になってやるからペアを作ってくれ!」
真夏「先生〜!この人数だと1人余っちゃいますよ?」
先生「そうだったな。それなら、1人は遠藤と組んでくれ!あっ、兄の方だぞ!」
先生がそう言った瞬間、メンバーが反応する。

美月「はいはい!私が和くんとペアになります!」
飛鳥「やまはだめ!大体、あんたはバスでも横に座ってたでしょ!」
遥香「あの〜、それなら私が…」
聖来「かっきーはSAでずっと一緒だったからダメ〜!」
桃子「はい!和くんは桃子とペアになりたいみたいです!」
美波「そんなこといってないでしょ!」
真夏「しょうがない、ここは公平にキャプテンの私が…」
絵梨花「真夏は絶対ダメ〜!!」
真夏「なんでよ!」
眞衣「しかも、全然公平じゃないしね!」
祐希「和くん、祐希とペア組んでくれる?」
史緒里「与田が抜け駆けしたぁ!」
和也の争奪戦を始めるメンバー。

和也「そんなことで揉まなくても…」
『そんなことじゃない!!』と怒られる。
真佑「先輩は誰とペアになりたいんですか?」
絵梨花「あっ、それ聞いてみたーい!」
和也「俺は誰でもいいよ」
美月「出たぁ!1番安パイな発言!」
美波「こう言う時ははっきりしないとダメだぞ!」
何故かみんなに追い詰められる。
和也は助けを求めて、先生の方を見る。
先生は「やれやれ」と少し呆れていた。
先生「時間ないから公平にジャンケンで決めたらどうだ?」
『それだ!!』みんなは興奮していたせいか、そのことを考えれなかったみたいだ。

真夏「誰が勝っても恨みっこなしだからね!いくよ!ジャンケーン、ポン!」
しかし、この人数じゃ決まるわけもなく、永遠にあいこが続く。
和也「あの…普通のジャンケンじゃなくて、グッとパーとかで人数減らした方がいいのでは…?」
『……。』和也がそう言うと、メンバーの動きが止まる。
真夏「……。そうしよっか?」

そして、人数が減っていき、残り5人となった。
美月「ぜったーい、負けないですからね?」
飛鳥「やまには絶対負けられん」
紗耶「あの…私も頑張ります」
一実「ちょっとみんな怖いよ…」
蘭世「ここまできたら勝ちたいなぁ〜!」
一実「いくよ、ジャンケーン、ポン!」

美月「わーい!勝ったぁ〜!」
ジャンケンの結果、美月が勝った。
美月「和くん、やったぁ〜!」
美月はそう言いながら抱きついてきた。
飛鳥「おい!なんで抱きつくんだよ!」
飛鳥さんに離されていく美月。
先生「やっと決まったか。それじゃ、筋トレを始めるぞ〜!まずは腹筋!」

みんなは指示に従い腹筋を始める。
和也は美月の足を持って、回数を数えている。
しかし、短パンの隙間から見えるすらっとした美月の太ももに意識が持ってかれる。
美月はそれに気づいたのか、起き上がったと同時に和也の耳元で呟く。
美月「和くんのエッチ。そんなに気になるなら後で見る?」
和也「えっ、何言ってるの!?」
和也はそう言うと、美月は下がって行き、話を聞いていなかった。
その後、美月は何も言わずに黙々と筋トレをしていたのであった。

しゃもじ ( 2021/12/04(土) 14:26 )