乃木坂高校












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第6章
明日から夏休み!
担任「明日から夏休みだから、ハメ外しすぎるなよー!」
『はーい!!』みんなは元気よく返事をする。
明日から夏休みなので、みんなのテンションが高くなっていた。
美月「ねぇ?和くんは夏休み予定あるの?」
和也「予定?たぶんあるよ」
もちろん合宿以外、特に予定なんてない。
美波「寝るのは予定に入らないからね?」
和也「えっ?そうなの?」
桃子「桃子はBBQしたいな〜!」
祐希「あっ!いいね〜!スイカ割りとかしちゃう?」
史緒里「与田がやったら危なそう…」
美月「えぇ〜、和くん、忘れちゃったのぉ?私と遊ぶ約束してたじゃん!」
上目遣いで美月が和也を見つめる。
和也「ん?そんな話ししたっけ?」
美月「したよ!ほらっ、あの時だよあと時!!」
和也「あの時ってどの時??」
美月「そんなことはいいの!私はね〜、この日なら空いてるよ!」
強引にスマホを取られて予定を決められる。
桃子「桃子は、ここがいいなぁ〜!」
祐希「えぇ〜、なら祐希はここがいい!」
史緒里「私はここでお願いします!」
美波「なら、私はここで〜、BBQはここにしよ!」
スマホの空白だったスケジュール帳に、夏休みの予定がどんどん埋まっていく。
和也「俺にも予定ってものが…」
美月「和くんは他にしたいことある?」
和也「話を聞いてないよ…」
和也の意見など聞かずに盛り上がっている人達。
和也はその姿を苦笑いしながら見るしかなかった。

さくら「あの〜」
みんなで盛り上がってる最中、さくらが教室に来た。
美波「あれ?さくらちゃんどうしたの?」
桃子「さくらちゃん、可愛い〜!」
さくら「兄ちゃんとお買い物行く予定があったんですが、中々連絡来なかったので…」
和也「あっ!もうこんな時間じゃん!さくら、ごめん!すぐ準備する!」

今日は学校が午前授業の為、さくらと合宿に必要な物を買いに行く予定だった。

祐希「えっ!まだ、予定決まってないよ!」
和也「みんなで決めといて!それじゃ、またね!」
和也はかばんを持って、さくらと教室を出た。

さくら「先輩達、よかったの?」
和也「たぶんね。合宿の時に何か言われそうだけど」
さくら「ふふっ、兄ちゃんは人気者だね?たまには、さくの相手もしてね?」
和也「もちろんだよ。今度、出かけようね?」
そう言うとさくらは嬉しそうに微笑んだ。

靴を履き替えて、校門を出ると、『おそ〜い!!』と遥香、真佑、あやめ、聖来に声をかけられる。
和也「遅い…?てか、みんなはどうしたの?誰か待ってるの?」
遥香「誰って和くんに決まってるじゃん!」
真佑「先輩、何してたんですか?」
聖来「待っている間、暑過ぎて倒れちゃうとこでしたよ!」
あやめ「お腹空いたので、喫茶店でご飯食べたいです」
和也「さくら…これは一体…?」
さくら「今日、兄ちゃんと買い物に行くって言ったら、みんなも行きたいってなって」
遥香「私達も、合宿の必要な物買いたいもん!」
聖来「なにがいるかわからへんし」
和也「前渡したプリントに必要な物書いてあるけど…」
真佑「まぁまぁ、お気になさらずに行きましょ!」
あやめ「そうですよ!暑いので、とりあえず休憩したいです!」
後輩メンバーに手を掴まれ、急かされている。
和也「まぁ、いっか。さくら、行くよ?」
さくら「待ってよ〜!」
こうして、さくらを含めた5人で買い物に出かけることになった。

■筆者メッセージ
名無しさん
コメントありがとうございます!
もう少し分かりやすく出来るよう努力します!
しゃもじ ( 2021/11/22(月) 12:39 )