乃木坂高校












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第4章
お家で勉強会
美月「それで、なんで呑気にコーヒーなんて飲んでるの?」
和也「いや、だって、寝起きだし」
さくらが話している最中に、眠気覚ましとして、コーヒーを淹れていた。

遥香「相変わらずの寝坊助さんだね〜」
祐希「和くん、ここには動物はおらんと〜?」
和也「ウチは飼ってないよ?さくらは犬を飼いたいって言ってるけど」
桃子「小さい子どもは?桃子、小さい子ども好きなんだっ!」
和也「小さい子もいないかな。それで、母さんは?」
さくら「お買い物行ったよ?みんなが来てくれたから、夜ご飯を張り切って作るみたい!」
和也「そうなんだ。ふぁーっ。まだ眠い」
美月「ダメダメ!今からお勉強するんだから!」
あやめ「先輩、あや、ここが分からないんです!」
和也「んっ?どれかな?」
あやめの分からない問題を一緒に解いていると、明らかに不機嫌な同級生達が…。
美月「ねぇ、ずっと気になる事があるんだけど…」
桃子「桃子も思った…」
祐希「えぇ〜、なになに?」
美月「和くんって年下好きだよね?」
桃子「そうだよね!後輩ちゃんに優しいし!」
和也「いやいや、別に普通だって」
全く身に覚えのないことで、謎な疑いをかけられる。
沙耶香「えぇ〜、私たちのこと嫌いなんですか??」
和也「いや、嫌いとは言ってないよ。話が飛躍しすぎてるよ…」
遥香「でも、こんな可愛い妹がいたら、歳下好きになりますよね〜!」
遥香はさくらに抱きついている。
さくら「えへへっ、ちょっとかっきー、痛いよぉ〜」
和也「一体なにを見せられてるんだ」
あやめ「先輩は誰にでも優しいですよね?」
美月「まぁ、確かに!」
桃子「桃子が押しつぶしちゃった時も、笑って許してくれました!」
祐希「祐希が木から降りれなくなった時も、下敷きになってくれたぁ!」
遥香「なんかつぶされてばっかりだね」
沙耶香「気になってたんですけど、和くんは彼女いた事あるの?」
みんなが一斉にこっちを見てくる。
和也「えっ、なんで急に?」
美月「動揺してる。怪しいなぁ〜」
和也「ない、ないよ!」
桃子「さくらちゃん、ほんと〜?」
さくら「はい、私の知ってる限りはいなかったですよ?」
和也「なぜ、俺の言葉で信じないんだ…」
桃子「念のための確認です!」
和也「はぁ…。俺よりみんなはどうなの?」
美月「私たち?そりゃあ、まあね…」
遥香「美月さん、彼氏いたことあるんですか??」
遥香が悲しい表情をしている。
美月「いたことない…」
和也「まぁ、確かにカイワレと会話してる子だし」
『カイワレ?』みんなの頭には?がいっぱい浮かんでいるのだろう。
美月「あわわわ〜!和くん!!」
美月がすごい目力で睨んでくる。
和也「ごめんなさい…」
桃子「桃子はいた事ないけど、与田はどうなの?」
与田「うーん。ごんぞうは彼氏にはいるかな?」
美月「それははいらないでしょ…」
和也「しかも人じゃなくて、ヤギだしね」
遥香「沙耶香とあやちゃんはどうなの?」
沙耶香「私はいなかったなぁ〜!」
美月「えぇ〜、こんな妹っぽくて可愛いのに〜!」
桃子「あやめちゃんは?でも、あやめちゃんがいたら、桃子、ショックだなぁ〜」
あやめ「私ももちろんいませんでしたよ!男の子とお話ししたのも、先輩が初めてぐらいです!」
遥香「さくちゃんは…もちろんいなかったよね?」
さくら「なんでよぉ〜!」
沙耶香「だって、こんなにかっこいいお兄ちゃんがいるんだもん!」
美月「他の男の子には興味でないよね〜!」
和也「まぁ、さくらはそれ以前に人見知りだからね」
さくら「もう!いつも意地悪ばっかり言う〜!」

その後もみんなで楽しい会話をして、あっという間に時間が過ぎた。
和也「そういえば、勉強はどうなったの?」
『ヤバっ!!』話に夢中になり過ぎて、勉強をすることを忘れていた一同であった。

■筆者メッセージ
先程、ある失態に気付きました。
球技大会、テスト期間と話を作りましたが、GWが抜けていると…。

話を作ろうとしましたが、時間軸がズレ込むのと、作った話と、噛み合わなくなるので断念しました…。ごめんなさい…
しゃもじ ( 2021/10/13(水) 12:39 )