乃木坂高校












小説トップ
第1章
マネージャーに就任
HRなどが終わり、入学式があるので体育館に向かう。
久保「さっき自己紹介し忘れちゃったけど、私、久保史緒里と言います。よろしくね」
体育館に向かっている途中、久保さんが隣に来て自己紹介をしてくれた。
和也「うん。よろしく」
すると、もう1人隣に来て話してくれる子がいた。
向井「私、向井葉月っていうの!よろしくね!」
和也「向井さんね。よろしくね」
久保さんは肌が白く、清純という言葉が似合う子だった。向井さんは元気な女の子だった。
みんなの案内の元、体育館に着く。芸能科の3年も男子が1人もいなくて、和也だけ浮いて見える。
ちょくちょく目線を感じるので少し気まずい。

そして、乃木坂高校の入学式が始まり、新入生が入場する。和也はさくらの晴れ姿を見たくて、さくらを探した。
すると、ガチガチに緊張したさくらを見つけた。
山下「ねぇ、妹ちゃんはどの子?」
和也「あれ。あのガチガチに緊張してる子」
久保「えぇ!!すごい可愛い!!」
梅澤「ちょっと久保!声が大きいって」
山下「確かに可愛いね!てか、顔小さっ!」
向井「美月は頭がでかいもんね〜」
山下「ちょっと〜!普通に悪口なんですけど!」
和也はさくらが褒められて少し嬉しい気持ちになった。
そして、入学式と無事に終わり、教室に戻った。
今日は入学式ということもあり、学校は午前中のみで終わる。
担任「遠藤!ちょっと職員室来てくれ」
HRが終わり、担任の先生に呼び出される。
山下「遠藤君、初日から何したの?ナンパ?」
遠藤「ナンパなんてしたことないから!とりあえず行ってくる」
和也は担任の先生と職員室に向かった。
担任「もうすぐ来るはずだから。おっ、来た来た」
職員室に着いて先生が話し出す。
担任「遠藤にはこれからアイドル活動のマネージャーをしてもらう」
和也「ちょっと待って下さい。マネージャーってなんですか?てか、なんで俺なんですか?」
担任「なんでって、今年からマネージャーを付けることになって、そのタイミングで転校して来たからだ!」
和也「そんなめちゃくちゃな」
担任「まぁ、遠藤の妹もアイドル活動をする訳だし、なにかと心配だろう?」
和也「まぁそうですけど。マネージャーって何するんですか?」
担任「とりあえずはメンバーのサポートだな。その他にも色々やってもらうことがあると思うがよろしく頼む」
和也「は、はぁ。やれることはやってみます」
担任「それで、キャプテンを紹介したいんだが、おっ、来た来た」
先生の元に女子生徒が訪れた。
担任「この子がキャプテンの秋元だ。これがマネージャーになる遠藤だ。よろしく頼む」
秋元「キャプテンの秋元真夏です!君のハートにズッキュン!」
和也「…。よろしくお願いします」
秋元「あれれ?もっと何かないの?」
和也「えっ?何かとは?」
秋元「可愛いとか、メロメロになったーとか?」
和也「は、はぁ。可愛いですね」
秋元「うそっ!私の必殺技が決まってない!」
担任「まぁ、そういうことだ。これから頼むぞ」
先生との話が終わって職員室を出る。
秋元「明日から練習が始まるから、その時にみんなを紹介するね!またねっ!」
秋元さんは何故かウインクをして、その場から立ち去った。
入学初日から色々なことがあった和也。
この先、どうなるのか不安になるのであった。

しゃもじ ( 2021/08/09(月) 22:13 )