プレゼントは誰のもの?
美玲「続いて2回戦目やるね!負け残りだから和くんはそのままで!」
和也「う、うん。わかった」
(なんか嫌な予感しかしない)
和也の予感通り、和也にとって最悪の相手が選ばれた。
美玲「おっ!次は七瀬さんでーす!」
七瀬「えっ?なな?どうしよ」
史帆「あーあ、これは和くんの負けだわ!」
彩花「うん。たぶん瞬殺だね」
和也「まだわかんないじゃん」
陽菜「師匠〜、頑張れ〜!」
ジャンケンの結果。七瀬から始まる。
美玲「それじゃ、よーい、スタート」
七瀬「和くん、愛してんで?」
和也はあまりの恥ずかしさに目を逸らした。
しかし、目を逸らした方には怖い顔をしたメンバーが…。
史帆「はぁ?和くん、なにしてんの?」
菜緒「まじめにやってるん?」
美穂「さっきの白石先生といい、七瀬さんといい、先輩はどうなってんだ!!」
鈴花「おっ!美穂のモノマネでました!」
和也「ごめんなさい…」
美玖「まぁ、でも、白石先生と七瀬さんに言われたらしょうがないか」
和也「そ、そうだよね?」
京子「はぁっ?」
和也「すみません」
好花「みーぱんさん、先輩が弱すぎてあれなので、ゲーム変えたいです!」
美玲「そうだね。和くんはダメダメだったね!」
和也「そこまで言わなくても…」
責められっぱなしの愛してるゲームが終わり、次のゲームに移る。
その後、次々とプレゼントが選ばれていった。
菜緒「ねぇ、和くんのプレゼントはもう選ばれた?」
和也「んー、見た感じまだかな?」
ひより「これは何としても、ゲットしなきゃ!」
和也「なんか、みんな気合いはいってない?」
久美「まぁ、色々と事情があるのさ!」
愛奈「まぁ、罪な男のせいかな?」
和也「罪な男?誰のこと?」
和也はみんなが何のことを言っているのかわからなかった。
そして、プレゼント選びに残ったのが、史帆、美玲、菜緒、美玖、ひなの、未来虹の6人になった。
ちなみに和也は菜緒からのプレゼントを選んでいた。
その時の菜緒はあまりの嬉しさからなのか、和也に抱きつき、すぐにみんなに離されていた。
史帆「よし、後はジャンケンで決めよ!」
美玖「絶対負けませんからね!」
ひなの「私もここまで来たら選びたいです!」
未来虹「私も絶対に和也先輩の選びます!」
美玲「ひなの、未来虹、ごめんね?ここはみーぱんが勝たせてもらうから!」
菜緒「いえ、和くんが菜緒のプレゼント選んでくれたので、和くんのプレゼントは菜緒が選びます!」
『ジャンケン、ポン!!』
史帆「やったぁ〜!1ばーん!」
美玲「あらら、3番かぁ〜」
美玖「私は2番目です!」
菜緒「あーあ、4番か」
未来虹「5番目です」
ひなの「負けちゃいました…」
明らかに悲しい顔をしているひなの。
和也「大丈夫だよ。残り物には福があるって言うし!」
菜緒「なに?なのちゃん贔屓?」
和也「いえ、違います…」
そして、残った6つのプレゼントが選ばれた。
史帆「せーのであけよ?」
美玲「いいよ!それじゃあ」
『せーの!』みんなは一斉に袋からプレゼントを出した。
菜緒「なのちゃんのブランケット可愛い〜!」
美玖「本当だ!めっちゃ可愛い!」
未来虹「このセンスのいいの選んだの誰ですか?」
和也「俺だけど…」
和也は小さな声で言うと、『はぁ?』とみんなが和也の方を向く。
京子「あの女心がわかってない和が!?」
史帆「あの鈍感の和くんが!?」
菜緒「あっ、でも、誕生日プレゼントはすごく良かった」
美玲「それにしてもおかしい!!」
和也「俺ってそんなにセンスない?」
和也は近くにいた芽依に話しかける。
芽依「センスないってか鈍感やな!」
愛萌「先輩、これは絶対裏がありますよね?」
陽世「もしかして、誰かに聞いたとか!?」
再び、みんなが和也の方を向く。
和也「店員さんに話は聞いてもらったけど…」
紗理菜「その人って女の人?」
和也「まぁ、そうなるよね」
彩花「まーた浮気かぁ〜!!」
和也「えぇ!なんで!?」
好花「どうせ、鼻の下伸ばしてたんでしょ!?」
明里「先輩、ひどいです!!」
鈴花「あーあ、純粋な丹生ちゃんが傷ついちゃったぁ!」
和也「えっ?俺が悪いの!?」
クリスマスパーティーなのに、いつもと変わらないメンバー。
白石「結局こうなっちゃうんだね?」
七瀬「まぁ、ええんちゃう?みんならしいし!」
白石「そうだね?ところでなーちゃんは何のプレゼントだった?」
七瀬「ななはこれやで?欲しいのだったからすごい嬉しい!」
白石「あーっ!それ私のだ!」
七瀬「そうなん?どうりでセンスいいと思ったわ!まいやんはなんだったの?」
白石「私はこれだよ!私も欲しかったから嬉しい!」
七瀬「あっ!それ、ななが持ってきたプレゼントや!」
白石「えっ?なーちゃんが!?すごい偶然だね!」
七瀬「ほんまやね!」
白石と七瀬は2人で盛り上がった。
菜緒「なのちゃん、幸せそうだね?」
ひなの「はい!一生の宝物にします!」
美玲「まぁ、ひなのが幸せならいっか!」
彩花「そうだね!」
和也「俺が今まで怒られた意味…」
史帆「あははっ!まぁ、そう言うこともあるよ!」
こうして、和也以外のみんなの笑顔と共にプレゼント交換会は終わった。