日向高校




























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第22章
まなハラ
ひかる「ごちそうさまでした!」
ひかるたちは、ご飯を食べ終わってお会計に来た。
和也「いえいえ。来てくれてありがとうね」
保乃「松村先生が言ってた通り面白かったです!」
梨名「お会計はいくらですか?」
美玲「あー!いいよいいよ!ここは和くんが出しまーす!」
和也「えっ?てか、なんで美玲がいるの?」
ひかる「そんなの申し訳ないですよ!」
菜緒「ご迷惑をかけたから、そのお礼だよ!ねっ?」
和也「いつの間に菜緒まで…」
保乃「菜緒ちゃん!でも、ええんかな?」
和也「うん、いいよ。ご迷惑をおかけしました」
梨名「あははっ、それならごちそうさまです!」
ひかる「和也くん、ありがとう!それじゃまたね!」
和也「うん。ひかる、またね!」
3人は笑顔で帰っていった。

史帆「ひかるだって」
美玖「またねだって」
京子「もしかして、また会う約束してるんじゃない?」
菜緒「和くん!!」
美玲「キミはすぐそうやって!!」
和也「違う、違うって!誤解ですよ!」
久美「でも、なんかひかるちゃんだけ贔屓してない?」
鈴花「新たな贔屓メンバーですか?」
和也「そんな根拠のないこと言わないでよ…」
またもや、よくわからない言いがかりをつけられていると、「元気ですね〜!」と声をかけられる。
美玲「あっ!真夏さんと七瀬さんだぁ!」
真夏「おぉ〜!みんなのメイドさん可愛いね〜!」
七瀬「また、何かしたん?」
好花「先輩がまた浮気したんです!」
七瀬「あらあら、和也くんも大変やなぁ〜」
和也「そうなんですよ…席に案内しますね!」
美穂「あっ!!逃げた!」
彩花「これはまた後で、問いたださないといけないね!」

和也は七瀬さんと真夏さんを席に案内した。
和也「お嬢様、こちらがメニューになります」
真夏「ん〜、なんか違うなぁ〜」
七瀬「真夏、何が違うん?」
真夏「そうだ!!お嬢様じゃなくて、真夏姫って呼んで?」
和也「真夏姫…。これは何かの罰ゲームでしょうか?」
七瀬「またとんでもないこと言い始めたよ…」
真夏「まなったん王国の真夏姫って設定にしよ!はい、どうぞ!」
和也「これは何か新しいハラスメントですか…」
和也が困っていると、みんなが後ろでお腹を抱えて笑っていた。
和也「あの〜、笑ってないで助けてもらってもよろしいでしょうか?」
史帆「あっ!としちゃん、あの席に呼ばれてるんだったぁ!」
久美「私は美穂たちのお手伝いにいかなきゃ!」
優佳「私は何かあるんだった!」
そう言ってみんなはその場から離れた。
和也「……。真夏姫、ご注文はどうなさいますか?」
真夏「うむっ、そうだなぁ〜、オムライスかな!」
和也「オムライスですね。七瀬さんはどうしますか?」
真夏「だめだめーっ!なーちゃんもお姫様なの!」
七瀬「いやいや、ななは恥ずかしいからいいよ!ななはハンバーグにしよっかな!」
和也「かしこまりました。少々お待ちください」
和也は伝票を持って行くために、その場を離れた。
その間、七瀬さんが常識人で良かったと思うのであった。

しゃもじ ( 2021/10/24(日) 15:54 )