日向高校




























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第22章
癒しのお味噌汁コンビ
カフェにアイドル部のメンバーが集まったことにより、席は瞬く間に、一般の方と学校の人で満席になった。
京子「ちゃんと残さず食べなさいよ!」
「齋藤さんのSさがたまらん!!」
ひなの「それではゆっくりお召し上がりくださいませ」
「上村さんのお辞儀が綺麗すぎてたまらん!」
史帆「としちゃんがケチャップで絵を描いてあげるね!」
「加藤さんしか勝たん!!」

メンバーが集まったことで、昨日よりも盛り上がっていた。
その中でも一際盛り上がっていたのが、陽菜と明里のコンビだった。
2人は最近お味噌汁コンビと言われており、アイドル部だけではなく、学校全体が2人に癒されている。
陽菜「ふふっ、ゆっくりして下さい!」
明里「わぁ!見てください!綺麗に絵が描けました!やったぁ!」
遂に2人の癒しは、校外まで知れ渡った。
「やばい。なんかめっちゃ癒されるわ」
「なんかほっこりするね」
「丹生ちゃんを見てると、笑顔になっちゃう!」
「河田さん、天然ぶりが最高!」
SNSのおかげで、一般の方にまで名前を覚えてもらえた。
明里「オムライスですね!明里もオムライス好きなんです!」
陽菜「陽菜は唐揚げが好きなんです!師匠のママが作ってくれる唐揚げが1番美味しいですよ!」
「師匠?河田さん師匠がいるの?」
陽菜「はい!陽菜の和くんが師匠です!」
「和くんって和也さまのこと?」
陽菜「和也さまじゃありません。師匠か和くんです!」
明里「陽菜は先輩の1番弟子なんだよね〜」
陽菜「うんっ!ちなみに、2番弟子は、今、たこ焼きを焼いています」
「私も弟子入りしたいなぁ〜」
陽菜「ごめんなさい。師匠はこれ以上の弟子は取らないみたいなんです」
「そっか。残念だなぁ〜」
明里「あれ?先輩そんなこと言ってたっけ??」
陽菜「ふふっ、丹生ちゃん、次のところ行こっ」
2人はニコニコしながらその場を離れた。

一方和也はというと、相変わらずの人気ぶりだった。
和也「お嬢様。こちら、フライドポテトとたこ焼きになります。お熱いのでお気をつけください」
「はい…気をつけます〜」
和也「それでは失礼します」
接客が終わり、空いてる先に次のお客を案内しようと廊下に出ると、そこにはあの子たちがいたのであった。

しゃもじ ( 2021/10/23(土) 16:25 )