「結婚を約束した仲だからね」
芽実のその一言により、更にみんなのボルテージが高まる。
好花「結婚ってあの結婚ですか！？」
鈴花「まさか、私たちが浮気相手ってこと！？」
ひなの「先輩…。悲しいです」
明里「先輩がそんなことするなんて…」
陽菜「師匠……」
みんなが泣きそうな目で見てくる。
和也「ちょっと、違うって！」
美玲「何が違うのさぁ〜！和くんのばかぁ〜」
菜緒「和くんのあほんだら！」
彩花「和也くんのあんぽんたん！」
京子「この浮気者！！」
史帆「あんぽんたんってとしちゃんのこと〜？」
まさに悪口のオンパレードだ。
和也「結婚って小さい時におままごとでの出来事だから！」
美玲「えっ？おままごと？」
和也「この子はいとこの柿崎芽実。父さんが転勤するから、家族で挨拶に来てくれたの！それで、日向町を案内してるところ！」
紗理菜「えっ？いとこさんなの？」
ひより「なーんだ！先輩の浮気じゃなかったんですね！」
陽菜「陽菜は最初から師匠のこと信じてましたよ！」
史帆「としちゃんも信じてたよ〜！」
美玲「みーぱんも〜！」
和也「いやいや、めっちゃ疑ってたよね」
芽実「あははっ〜！面白い人たちだね！和也のいとこの柿崎芽実です。よろしくお願いします」
彩花「和也ってなんか距離感近くない？」
和也「いとこなんだから普通だって」
みんなの誤解が解けて一安心していると、なぜか愛萌が芽実をずっとジーッと見つめている。
芽実もそれに気づいて、2人は近寄る。
他のメンバーも、この張り詰めた空気感に息を呑む。
和也「ちょっと！喧嘩はやめて…えっ？」
芽実「にゃあ〜！！」
愛萌「ふふっ、負けませんよ？」
芽実は猫のポーズをし、愛萌は舌を少しだけペロッと出す。
史帆「何この状況…2人でぶりっ子？」
和也「そういえば、芽実もよく愛萌と同じ様なことしてた気がする…」
鈴花「先輩！よく見てください！少し違いますよ！」
愛奈「ほんまや！少しだけジャンルが違う」
優佳「流派が違うのかな〜？」
美穂「あれは完全に○やですね」
芽実は猫のポーズやウインクをしているが、愛萌は舌を出したり、可愛いポーズをしている。
芽実「なかなかやるね〜！」
愛萌「ありがとうございます♪」
そして、2人は満足したのかぶりっ子対決は終わった。
他のメンバーは呆れかえっていた。

久美「そうだ！日向町の案内ならうちらがしてあげようよ！」
芽依「それええなぁ〜！みんなでお出かけや！」
未来虹「わーい！みんなでお出かけ楽しみです！」
森本「午前中もみなさんと一緒で、午後からも一緒なんて嬉しいです！」
山口「ほんとだね！先輩が浮気したおかげだ！」
和也「なんかその言い方ひっかかるな…」
芽実「あははっ！本当に面白い人達だ！それじゃ案内お願いします！」
美玲「うんっ！それじゃしゅっぱーつ！！」
こうして、アイドルのメンバーが芽実を案内してくれることになった。