日向高校




























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第21章
学園祭出し物
和也は陽菜を教室まで送って行き、自分の教室に戻ってきた。
白石「主役が戻ってきたので、話を進めまーす」
優佳「監督、おめでとう〜!」
紗理菜「和也君、頑張ろうね!」
愛奈「うぅ〜。ウチこういうの苦手やわぁ〜」
和也「待って。話が全くわからないんだけど。主役?」
紗理菜「学園祭の出し物を決めてたの!」
和也「なるほど。それで主役って?」
白石「みんなで話し合った結果、執事、メイドカフェをやりまーす!」
和也「執事、メイドカフェ!?」いつの間にそんな話に」
白石「いつってあなたが休んでた時に、大体決めてたのよ」
和也「通りで知らないわけだ。それで主役とは?」
白石「満場一致で佐藤くんが執事に決定したのよ!」
和也「えっ!?なんでそんな勝手に!?」
白石「勝手じゃないわよ?ちゃんと多数決したし。それにあなたが入ったところで、1対全員だから結果は変わらないわよ?」
和也「うぅ…」
白石先生の発言にぐうの手も出ない。
白石「とりあえず、3班に分かれてもらうことになるわね。呼び込み係、調理係、接客係。執事とメイドは接客だからね!」
和也「紗理菜達は何やるの?」
紗理菜「私とまなふぃとかげこはメイドだよ!」
和也「なら、一緒なんだね。てか、服装はどうするの?」
紗理菜「えへへっ、それはね…」

      〜10分後〜
和也「やだ!!絶対着ないから!」
愛奈「佐藤君。わがままいったらあかんで!」
優佳「そうだそうだぁ!諦めろ〜!」
紗理菜「絶対似合うから着てみなよ〜!」
用意されていたのは執事服だった。
愛奈「ウチらだってメイド服なんやから!」
和也「大体なんでこんな服があるのさ?」
白石「去年の卒業生が使って、取っておいたのよ」
和也「まじか…。それになんで俺だけ?他にも執事いるよね?」
紗理菜「んっ?執事は和也だけだよ?」
和也「……。えっ?」
愛奈「だから主役っていったやん!」
和也「だって他にも男子いるし」
優佳「執事服が1着しかないんだってさ。だから、執事になれるのは1人だけなの!」
和也「そんな無茶苦茶な…。それに、サイズが合わないかもしれないし」
女子A「それは任せて!私、お裁縫得意だからサイズ合わせするから!」
和也「他に着たい男子がいるかも」
男子A「俺たちは呼び込み頑張るから!それに、他のクラスも見に行きたいし!」
和也「……。俺だって見たいよ…」
白石「まぁ、決まっちゃったものはしょうがないわね!絶対、全クラスで1番人気な出し物にするわよ!」
『おぉ〜!!』みんなはもの凄く盛り上がっていたが、和也はその盛り上がりに着いていけないのであった。

■筆者メッセージ
夜にサイドストーリーを更新します!
しゃもじ ( 2021/09/04(土) 01:05 )