日向高校




























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第20章
今までもこの先も
美玲と陽菜に背中を押されて部屋に入る。
和也「ねぇ、毎回聞くけど狭くないの?」
ベットの中に入り、美玲と陽菜の間に挟まれる和也。
美玲「全然!どちらかと言うともっと狭くてもいいぐらいだよ」
和也「そうなの?なんで?」
美玲「だってそっちの方が和くんにくっつけるもんっ!」
美玲が腕に抱きついてくる。
和也「そうなんだ。陽菜は狭くない?」
「……。」陽菜から返答が来なかった。
和也「陽菜?」
陽菜「すぅ〜」
陽菜は布団に入ってすぐに寝てしまった。
美玲「おひな、寝ちゃったね」
和也「レッスンで疲れてたんだね」
美玲「それもあるし、今日はみんないっぱい泣いたからね」
和也「その節はどうもすいません」
美玲「本当だよ!でも、本当に帰ってきてくれて良かった。今度、パパにお礼言わなきゃ!」
和也「でも、俺も今回ばかりは本当にダメかと思ったよ」
美玲「みーぱんも!今日まで生きた心地しなかったもん!」
和也「そんな大袈裟な。まぁ、これからもよろしくね」
美玲「うん!でも、和くんが浮気したのは許してないからね〜!」
和也「浮気なんてしてないよ。あれは、たまたまひかるに会っただけで」
美玲「ひかるね〜。ずいぶん馴れ馴れしいことで」
和也「すごく疑われてる…」
美玲「冗談だよ!今までもこの先も信じてますから!」
美玲はそう言うと優しくキスをしてくれた。
和也「ふふっ、ありがと。俺もみんなのことを信じてるよ」
美玲「あれれ?和くんはチューしてくれないの?」
和也「いや、だって陽菜がいるし」
美玲「寝てるから大丈夫だよ」
和也は顔を近づけてキスをした。すると、美玲の舌が唇に触れる。少し口を開けると舌が侵入してくる。
「んっ…んっ…」美玲から吐息が漏れる。
しばらく絡み合う舌と舌。唇を離すと唾液の糸がのびる。
美玲「和くん、どうしよう。我慢できないかも」
和也「俺もだけど、さすがに陽菜が起きちゃうよ」
美玲「頑張って声出さない様にするから」
美玲がうるうるした目で見てくる。和也は、頑張って理性を保とうとしたが限界だった。
そして、再びディープキスが始まる。
キスをしながら美玲の服を脱がす。今日の美玲は白のレースのブラを付けていた。
和也「可愛い下着だね」
美玲「和くんのお家にお泊まりだからね」
和也「はじめからエッチする気で来たの?」
美玲「ち、違うよ!でも、出来たらいいなって…」
和也「美玲はエッチをが好きなんだね」
美玲「違うもん!和くんだからだもん!」
和也「ふふっ、ありがと」
ブラを脱がして、柔らかい胸を揉む。
美玲は声を出さない様に我慢しているが、身体がビクッビクッと反応している。
次に乳首を摘みながら、デコルテから首向かって舐める。
すると、美玲の身体は先程よりも大きく反応する。
和也の舌は次々と移動し、首筋を舐めた後は耳に向かった。
耳に到達すると、軽く舐めてみる。
『ビクンッ』美玲の身体が少し飛び跳ねた。
その反応に味を占めたので、激しく舐める。『グチュ、グチュ」美玲はこのいやらしい音をゼロ距離で聞いている。
美玲「和くん…んんっ…声、声が出ちゃうよ…」
和也は美玲の言葉を無視して舐め続けた。
そして、摘んでいた乳首も少しだけ強く摘む。
美玲「あんっ…はぁ…だめぇ!」
美玲の身体が大きく飛び跳ねた。
和也「美玲、イッた?」
美玲は声を出す余裕がないのか、ずっと頷いていた。
美玲は乳首と耳を舐めるだけでイッてしまった。
和也は美玲が回復するまで待っていると、「あの〜」陽菜が気まずそうに声をかけてきた。
和也は夢中になりすぎて、すっかり陽菜のことを忘れていた。
和也「ひ、陽菜!!起きたの!?」
和也の声に反応する美玲。
美玲「おひな!?もしかして見てた?」
美玲は慌てて布団をかぶる。
陽菜「は、はい。途中からなんですけと…」
和也「こ、これはね。何というかその…」
言い訳を言おうとするがテンパっていて、中々上手いことが言えない。
美玲もおどおどしている。
陽菜「あの…。陽菜も一緒にいいですか?」
『へっ?』陽菜から出た言葉は予想もしてない言葉だった。

しゃもじ ( 2021/08/28(土) 22:34 )