日向高校




























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第19章
2年生と合流
好花「もうそろそろ時間になるからいこっか!」
和也「うん。お昼ご飯を食べに行くんだっけ?」
好花「そうだよ!それで先輩と合流するの」
和也「そうなんだね。2年は誰なんだろう?」
好花「それは着くまで内緒でーす!」
好花の案内の元お店まで歩く。
好花「確かここら辺のはず。あっ!このだぁ」
和也「海鮮丼のお店か〜!そういえば北海道に来たのに、あんまり魚介類食べてなかったよ」
好花「それみんなも言ってました!私たちは2日目にお寿司食べたけどね」
そんな話をしながらお店の中に入る。
店員「いらっしゃいませ。2名様でよろしいですか?」
好花「いえ、先に来て待ってる人がいると思うので3名になります」
好花がキョロキョロして周りを見る。
すると、「おーい!ここだよぉ〜」聞き覚えのある声が店内に響く。
好花「あ〜!いたっ!」
好花は声の主の元に駆け寄る。
好花「みーぱんさーん!お待たせしました!」
美玲「全然待ってないよ!好ちゃんも、和君も疲れたでしょ?早く座って!」
2人は椅子に座り話し始める。
和也「2年生は美玲だったんだね」
美玲「そうだよ〜!だから、朝、準備で忙しくて、こさかなに和君をお願いしたの〜!」
美玲はニコニコしながら話している。
美玲「それで、和君とのデートはどうだった?」
好花「すっっごく幸せでした!ちょっと鈍感な所でちゃいましたけど」
和也「鈍感?なにかあったっけ?」
美玲「あははっ、さすが和君だね!好ちゃんの顔がほんと幸せそうだよ!でも、2人ホテル出るの少し遅くなかった?ロビーでちょっと待ってたんだけど全然来なかったから」
和也と好花は少し動揺する。
好花「そ、そうでしたか?たぶん、先輩の準備が遅かったからかな?」
和也「そうだね、ちょっと準備が遅くなっちゃってさ!好花に待っててもらったんだ」
美玲「そうなんだ!和君!せっかくのデートなのに好ちゃんを待たせたらダメじゃん!」
和也「そ、そうだね。好花、ごめんね」
好花「いえいえ、全然大丈夫ですよ」
好花は申し訳なさそうな顔をしていた。
美玲「でも、好ちゃんが幸せならよかったよ!よしっ!みーぱんお腹すいちゃったから、ご飯頼もう〜!」
それぞれ食べたいものを注文して、ご飯が来るのを待った。
美玲「好ちゃんの付けてるネックレスか可愛いね?」
好花「はい!さっき先輩と街をブラブラした時に見つけて、一目惚れしたんです!それで、先輩がサプライズで買ってくれたんですよ!」
美玲「おぉ〜!和君もやりますね〜!」
和也「まぁ、彼氏、彼女ってことだったからね」
美玲「ならお昼からはみーぱんが和君の彼女だね!」
好花「みーぱんさんもいっぱい甘えてくださいね!」
そんな話をしていると頼んだ品がきた。
美玲「わぁ〜!美味しそ〜!」
好花「ほんとですね!海の玉手箱やぁ〜」
和也「なんかそれどこかで聞いたセリフだね」
『いただきます!』3人はご飯を食べ始める。
美玲「このお魚美味しい!!」
好花「ほんとですね!イカも美味しい!」
とても美味しそうに食べている2人。その姿を見て微笑んでいる和也。
美玲「和君、笑ってるけどどうしたの?」
好花「美味しすぎておかしくなっちゃった?」
和也「いや、なんか2人は姿を見てたら和んだというか、平和だなぁ〜って」
好花「それは私とみーぱんさんが癒し系ってことですかね?」
美玲「なるほど!いつでも癒してあげるからね!」
和也「ありがと。なら今度お願いするね」

こうして、ご飯を食べ終わってお店か
ら出る。 
好花「それじゃ私はこれで」
美玲「気をつけてね!みんなと合流できたら連絡ちょうだい」
好花「はい!先輩、今日は色々ありがとうございました!それではまたあとで」
美玲と好花を見送った。
そして、午後からは美玲とデートすることになった。

しゃもじ ( 2021/08/06(金) 07:41 )