日向高校




























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第18章
理想の告白
ご飯を食べ終わって、それぞれの部屋に戻る。お風呂に入ってから、和也の部屋に集合することになった。
和也は、またもや食べすぎたので、部屋の椅子に座って休憩していた。
すると、「♪〜」部屋はチャイムが鳴る。扉を開けるとかとしが着替えを持って立っていた。
史帆「和君、お風呂貸して〜!」
和也「そういえばそんなこと言ってたね。かとしがジャンケンに勝ったんだ」
史帆「うん!みーぱんが凄く悔しがってた!」
和也「ふふっ、そうなんだね。さっきお湯入れ始めたから、もう入れると思うよ」
史帆「ありがと!おじゃましまーす!」
かとしが部屋の中に入る。
史帆「和君はお風呂に入ったぁ〜?」
和也「帰ってきてから、シャワーは浴びたけど、お風呂はまだだよ?」
史帆「そうなんだ!なら、としちゃんと一緒に入る〜?」
和也「えっ!今日はいいよ」
史帆「えぇ〜入ろうよ〜!1人じゃ寂しいよぉ〜!」
和也「かとし、はじめの頃、人に身体を見られたくないって言ってなかった?」
史帆「今でも嫌だよ?でも、和君ならいいの〜」
かとしは和也の手を引いて、半ば強引にお風呂場に入った。
史帆「和君とお風呂は久しぶりだなぁ〜!ホテルの時以来かな?」
和也「たぶんそうだね?だいぶ前に感じるよ」
史帆「そうだね〜。でも、まだまだ足りないなぁ〜!もっといっぱい、いっぱーい一緒にいたいなぁ〜」
和也「久しぶりに重たいかとしになってるね」
史帆「重いかな?今もちゃんととしちゃんにハマってくれてる?」
和也「うん。ハマってるよ」
史帆「ふふっ、うれしい〜!みんな来ちゃうから早くお風呂入ろ!」

2人は服を脱いで湯船に浸かった。和也後ろで足の間にかとしが入る。そして、かとしは和也の胸にもたれかかっている。
史帆「まさか、修学旅行で和君とお風呂に入れると思わなかったなぁ〜!」
和也「俺も。誰かとお風呂に入るなんて思ってもなかったよ」
史帆「だって、明日は和君と居れないから寂しいんだもん!」
和也「明日はみんなはどこに行くの?」史帆「どこだっけ?忘れちゃった!」
和也「あははっ、かとしらしいね!そういえば、かとしの理想の告白はどういうのなの?」
史帆「としちゃんはね〜。2人でいる時に自然に言われたいなぁ〜!」
和也「なんか意外。もっと、ロマンチックな事考えてると思った」
史帆「うーん。それもいいけど、なんか緊張しちゃうよね〜!告白は自然な流れがいいけど、プロポーズはロマンチックがいいなぁ〜!」
すると、和也は後ろからかとしに抱きついた。
和也「史帆、好きだよ?」
史帆「えっ・・・?」
史帆は和也の突然の告白に思考が追いつかなくなっている。
和也「うーん。自然の流れってこんな感じかな?あれ?顔が真っ赤だよ?」
史帆「もぉ〜!!和君のばかぁ〜!!」
かとしが振り返って、お風呂のお湯をかけてくる。
史帆「ばかばかばかぁ〜!ドキドキしちゃったじゃんかぁ〜!」
和也「ちょっとかとし!お湯が口に入るって!」
和也はかとしの手を掴んだ。
和也「ふぅ〜。溺れるかと思った」
史帆「あぁ〜、ドキドキしたぁ〜!」
和也「告白って難しいね!」
史帆「でも、すごく自然だったよ?ねぇ、ねぇ、もう一回史帆っていって?」
和也「えー、改めて言うと恥ずかしいな」
史帆「ねぇ〜、お願い〜!」
和也「うーん、わかった。それじゃ言うね。史帆にハマってるよ」
史帆「としちゃんも和君にハマってるよ!」
かとしはそう言うとキスをして抱きついてきた。
和也「流石に裸で抱きつかれるのはやばいって」
お風呂の中でもかとしの胸の柔らかさを感じる。
史帆「和君、大きくなってるね」
興奮して大きくなった性器が、かとしの足に当たっている。
そして、2人は再びキスをした。さっきとは違い、深いキスになっていった。

しゃもじ ( 2021/07/20(火) 12:38 )