日向高校




























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第18章
先生達の昔話
お昼ご飯に京子の希望のラーメンを食べに来た。奈々未さんのおすすめらしく、みんな楽しみにしていた。
京子「楽しみすぎてやばい!遂にラー禁が終わる〜!」
和也「ラー禁?ってなに??」
美玲「ラーメンを禁止することみたいだよ?」
久美「北海道で食べるラーメンを美味しく食べたいみたいで、1週間ぐらい前からラーメン食べてないんだっけ?」
京子「そうそう!ずっとラーメンの画像だけで我慢してたの!」
彩花「なんかそれヤバいね」
みんなは楽しそうに話している。
和也「かとし足は大丈夫?」
史帆「うん!和君に手当てしてもらったから、へっちゃらだよ!」
お店に着いて店内に入る。それぞれ注文する中、かとしはまたいつもの様に迷っていた。
史帆「う〜ん。どれにしよう」
和也「どれとどれで迷ってるの?」
史帆「味噌バターか札幌醤油で」
和也「なら、俺が味噌バター頼むね」
史帆「えっ?いいの?和君、食べた味あるんじゃないの?」
和也「俺も味噌バターと醤油どっちも食べたいから」
史帆「えへへっ、ありがとう」
久美「和也君っていつもご飯の時に、としちゃんばっかり相手するよね?」
優佳「私も思った!これが噂の贔屓ってやつ?」
和也「贔屓と言うか、たまたま食べたい物が同じなだけじゃないかな?」
愛奈「いーや!違うね!これは立派な贔屓やで!」
奈々未「へぇ〜!監督さんが贔屓してるんだ〜!」
彩花「そうなんですよ!聞いてくださいよ!」
紗理菜「和也君はみーぱんとしほりんにいっつも贔屓するんです!」
久美「そうそう!後、後輩ちゃんにも!」
奈々未「後輩?そっか。今は同学年しかいないもんね」
白石「そうだよ!一年生も凄く可愛いんだから!」
史帆「一年生の小坂菜緒って子がいるんですけど、その子に凄く甘いんです!」
京子「史帆にも十分甘いでしょ?」
芽依「めいも贔屓されたいなぁ〜!」
彩花「あっ!私のめいめいが和也君にとられる〜!」
そんな話をしていると注文したラーメンが来た。
京子「やばっ!めっちゃ美味しそう!いただきます!」
一口食べると京子が悶絶している。
京子「ん〜!!美味しい〜!」
白石「本当だ!美味しい!こんなに美味しいラーメン初めて食べた」
奈々未「それはよかったよ!いっぱい食べてね」
みんなは夢中でラーメンを食べる。
和也「そういえば、奈々未さんは白石先生と同級生なんですよね?」
奈々未「そうだよ!地元は北海道だけど、東京の学校に通ってたの」
白石「なーちゃんも地元は大阪だしね!地方からいろんな子が来てたのよ!」
愛奈「そっか!七瀬さんも関西出身でしたね!」
奈々未「みんななーちゃんのこと知ってるの?」
白石「たまにみんなの練習を見てくれるの」
奈々未「そうなんだ!久しぶりに会いたいなぁ〜!」
美玲「今度、日向町に遊びに来てください!」
久美「そうですよ!今度は私たちの町を案内します!」
奈々未「ありがとう!なら、お願いしようかな?」
史帆「そういえば、白石先生は高校生の時から美人さんだったんですか?」
奈々未「それはもう美人だったよ?学校のマドンナだったんだから」
白石「ちょっとななみん。恥ずかしいからやめて〜」
和也「そうなんですか!昔から怒ると怖かったんですか?」
白石「ちょっと佐藤君?昔からって言うと、今も怖いみたいな言い方だね?」
和也「うぅ、ごめんなさい。先生は優しいです」
奈々未「あははっ、まいやんは昔から変わらないよ!同級生に秋元真夏って子がいてね、その子に対して黒石さんになってたの」
紗理菜「そうなんですか?その、秋元さんはどんな方だったんですか?」
白石「ぶりっ子、あざとい、頭がでかい」
和也「すごい悪口のオンパレード」
奈々未「こんな事言ってるけど、真夏の事大好きなんだよ?誕生日も一緒だしね」
京子「へーっ!照れ隠しってやつですか!先生可愛い〜」
白石「もぉ〜私の話はいいの!早くラーメン食べないとのびちゃうよ〜!」

こうして、先生達の昔話を聞きながら、お昼ご飯を食べた。
優佳「お昼からはどこ行くんですか?」
奈々未「う〜ん。動物園に行ってみる?3年ぐらい前にホッキョクグマ館がオープンしたらしいよ」
彩花「ホッキョクグマ!?私、いきたいです!」
彩花が急に大声を出した。
和也「びっくりした〜。彩花、ホッキョクグマ好きなの?」
彩花「うん!最近はまってるんだぁ〜!」
奈々未「なら決まりだね!行こっか!」
こうして、次の目的地に移動することになった。

しゃもじ ( 2021/07/14(水) 16:39 )