日向高校




























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第17章
好きな色
土曜日になったが、今日も午前中だけ部活があるので準備をしている。
和也「行ってきます」
母「あっ、今日、お母さんお昼に用事があるから、み・・・いっちゃった」
学校に向かっていると、高そうな車が横切った。(高そうな車だなぁ〜)そう思っていると、車は少し行った所で停車した。すると、車から森本さんが降りてきて、駆け寄ってきた。
森本「監督、おはようございます!学校行くのご一緒してもいいですか?」
和也「おはよ。うん、いいよ」
森本さんと2人で登校することになった。
和也「さっきの車すごかったね」
森本「そうですか?車のことはよく分からないですが、似たような車がお家に、あと2台ぐらいありますよ!」
和也「本当にお嬢様なんだ・・・」
和也は平然と答える森本さんをみて唖然としていた。学校について部活を行う。休憩になると美玲が近寄ってきた。
美玲「和君は今日はなんの気分?」
和也「なんの気分?ん〜ゴロゴロしたい気分かな」
美玲「そうじゃなくて!何が食べたい気分ってことだよぉ」
和也「食べたいものか!そうだな〜唐揚げかな?」
美玲「唐揚げかぁ〜!オッケー!」
そういうと美玲は戻っていった。和也は美玲がなんでそんなことを聞いてきたのかわからなかった。そして、部活が終わって、体育館の片付けをしてから部室に向かう。部室に入ると美玲の姿がなかった。
和也「美玲はどこいったの?」
ひより「みーぱんさんなら凄い急いで帰りましたよ?」
菜緒「なにかあるんかな?鼻歌歌っていて、すごく楽しそうだったけど」
和也「そうなんだ。なにがあるんだろう?」
和也は今日の美玲の行動に不思議がりながら、帰り支度をして家に帰って行く。家に着くと母さんがいなかった。
和也「母さんいないけど、お昼ご飯どうしよう」
和也は独り言をつぶやいていると、インターホンがなった。玄関を開けると美玲が立っていた。
美玲「お待たせ!待った?」
和也「美玲!?どうしたの?」
美玲「どうしたのってママから聞いてないの?」
和也「なにも聞いていない。でも、朝家を出る時に何かを言いかけてたような」
美玲「ママが今日お昼から用事があるから、みーぱんが和君のお昼ご飯を作ることにしたの!」
和也「そうなんだ。なんか母さんのこと俺よりも詳しいね」
美玲「ママとは連絡取り合う仲ですからね」
和也「そうなんだね。とりあえず中に入って」
美玲「おじゃましまーす!」
美玲と一緒にリビングに向かう。
美玲「お腹すいたよね?今から作るからちょっと待っててね〜!」
美玲は荷物を持って台所に向かった。
美玲「和君はシャワー浴びた?まだだったら、先に浴びてきていいよ?」
和也「まだだけど、美玲は浴びなくていいの?」
美玲「みーぱんは買い物してから、家で浴びてきたから大丈夫だよ!」
和也「だから急いで帰っていったの?」
美玲「そうそう!早くご飯を作らないと、和君がお腹すいちゃうでしょ?」
和也「そうなんだ。色々ありがとう」
美玲「全然いいよぉ〜!和君と一緒に居れるからみーぱんも嬉しいし!それじゃ、ご飯できる前には出てきてね!」
和也「ありがとう。いってくるね」
和也はお風呂場に行って、シャワーを浴び汗を流した。頭を乾かしてリビングに戻ると、すごくいい匂いがしていた。
美玲「おかえり〜!もうすぐできるから座っててね」
和也は椅子に座ると、美玲がご飯を持ってきてくれた。
美玲「みーぱん特製唐揚げでーす!」
和也「えっ!唐揚げだ!つくってくれたの?」
美玲「うん!和君が唐揚げの気分っていってたからね!熱い内に食べちゃお〜!」
『いただきます』和也は美玲が作ってくれた唐揚げを口に入れた。
和也「うまっ!この唐揚げめちゃくちゃ美味しいよ!」
美玲「ほんとに?よかったぁ〜!みーぱんのお家の隠し味をいれたの!」
美玲はすごく嬉しそうな顔をしていた。美玲の作ってくれたご飯はすごく美味しくて、あっという間に食べ終わった。
和也「ごちそうさま。美味しかった!ありがとう」
美玲「いえ、いえ!和君が美味しそうに食べてくれるから、嬉しくなっちゃったよ!」
2人で食器の片付けをしてから部屋に行くことにした。そして、ベットに2人で並んで座って、修学旅行でいく北海道のことを調べていた。
美玲「北海道ってやっぱり寒いよね」
和也「10月だと結構寒いんじゃないかな?」
美玲「寒いのやだなぁ〜。和君、みーぱんを暖めてね?」
和也「美玲が寒くなったら暖めれるようにがんばるね」
美玲「やったぁ〜!約束ね!」
そういうと美玲は勢いよく抱きついてきた。その勢いで2人はベットに倒れ込んだ。そして、顔は鼻先と鼻先が触れ合うぐらい近い距離だった。すると、美玲が目をつぶった。和也はその意味を察してキスをした。はじめは触れ合うだけのキスだったが、次第に激しくなり舌を絡め合った。
和也「美玲、いいかな?」
美玲「うん。みーぱんを暖めて?」
和也は美玲の服を脱がした。美玲は空色の下着を付けていた。
和也「空色だ・・・」
美玲「和君の好きな色が空色って言ってたから」
和也「もしかして、あの時買いにいったものって」
美玲「そうだよ!下着を買いに行ってたんだぁ!和君しか絶対見れないものだよ!」
美玲はそういうと和也は美玲を強く抱きしめた。
和也「美玲・・・可愛いね!」
美玲「ふふっ、ありがとう。もっと可愛くなれるように頑張るね」
そして、2人は再び舌を絡め合った。

しゃもじ ( 2021/06/27(日) 07:12 )