日向高校




























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第12章
みんなの夢
母「本当にここでいいの?」
生田「みんなとガールズトークしたいからここで大丈夫です!」
母さんが生田さんに、俺の部屋で寝るように勧めたが生田さんは断っていた。
和也「明日も部活だから早く寝るんだよ?」
史帆「寂しくなったならいつでも呼んでね!」
美玲「和君、おやすみ!」
和也「寂しくなったらね?おやすみ」
和也は自分の部屋に向かった。
生田「ねぇねぇ、和也君のどんな所がいいの?」
美玲「どんな所ですか?ん〜、いっぱいあるなぁ〜!みーぱんは和君の仕草が好きかな!」
史帆「はいはい!としちゃんはいつも優しい所がいいな〜!」
菜緒「優しいし、いつも心配してくれて辛い時は気づいたらそばにいてくれます」
陽菜「私達のことを1番に考えてくれて、師匠の為ならなんでも出来ます!」
京子「なんか毎日会いたくなるんですよね〜!」
生田「そうなんだ!でも、そんなに優しかったら他の人にもモテたりするんじゃない?」
史帆「そうなんですよ!一時期学校で和君フィーバーが来ちゃって!」
美玲「そうそう!その時は大変だったよね!」
菜緒「和君はみんなに優しくしちゃうんです!」
京子「それに鈍感だからこっちの気持ちも中々気づいてくれなくて!」
陽菜「でも、なぜか何かあるとすぐに気づいてくれるんですよね!」
生田「そうなんだね!みんなも大変だったんだね!和也君と出会えてよかった?」
美玲「もちろんです!なんか和君と出会うまでは、ただ生きているだけと言うか、何か足りなかったんです」
史帆「わかる!でも、和君に出会ってアイドル部として活動して、いつの間にか私達の中心に和君がいて」
菜緒「この学校に入る前はこんな気持ちになるとも思わなくて」
京子「和といると不思議となんでも出来るような気がして」
陽菜「私達は監督の夢を叶えるのが夢なんです!」
生田「和也君の夢って?」
美玲「私達をアイドルにする事です!」
菜緒「和君はいつも「みんなは俺の夢だから」って言ってくれるんです!」
京子「将来は監督と一緒に活動したいと思うんです!」
陽菜「その為に毎日頑張るのです!」
菜緒「生田さん何してるんですか?」
生田さんはみんなの話を聞きながら、スマホに何かを打ち込んでいた。
生田「ちょっとね〜!今度教えるね!」
生田さんは打ち込み終えるとスマホをカバンにしまった。
生田「私もみんなの夢が叶えれる様に応援するね!でも、今は高校生だから和也君といーーっぱい青春してね!」
美玲「嬉しいです!ありがとうございます!はい!そのつもりです!」
史帆「今の時間を大切にしたいです!」
陽菜「フフッ、将来は師匠とパンダ飼いたいな〜!」
菜緒「陽菜、それは無理じゃない?」
京子「そもそもパンダって飼えるの?」
生田「あははっ!みんなおもしろいね!それじゃ明日もあるから寝ようか?」
『はい!お休みなさい』みんな眠りについた。
次の日の朝。
生田「ママありがとうございました!また来てもいい?」
母「いつでも来てね!ここはみんなにとっても、絵梨花ちゃんにとっても第二の家だからね」
生田「嬉しい!それじゃ行ってきます!」
『ママ!行ってくるね!!』
母「みんな行ってらっしゃい。気をつけてね」
みんなで学校に向かう。生田さんはバレないように変装しながら登校している。
和也「昨日の夜は何話してたの?」
美玲「ないしょ〜!女の子の秘密なんだから!」
和也「なんか気になるな〜!」
菜緒「和君の悪口だよ〜!」
和也「えっ!?そうなの??」
陽菜「嘘ですよ〜!師匠に悪い所はありませんから!」
史帆「あっ!でもたまに浮気するところは許せないな〜!」
京子「すぐ人をたぶらかせるしね」
和也はそれを聞いて苦笑いしか出来なかった。
生田「和也君はみんなに愛されてるね!」
和也「えっ?なんのことですか?」
美玲「だから内緒!生田さんいこ〜!」
みんなは和也を置いて走り出した。和也も慌てて後を追ったのだった。
学校に着き、部活の準備をする。
白石「昨日はごめんね?どうだった?」
生田「みんないい子達だね!さすがまいやんの教え子だ!」
白石「そうなのよね!みんな優しくていい子なの。でも、その中心にいるのがあの子だから。」
2人で和也を見ていた。
生田「それでね、私もみんなの夢を応援したいから」
絵梨花が耳元である事を話す。
白石「えっ!?本当に?」
生田「うん!今日から頑張ろうかな!」
絵梨花が言ったことは、今後のアイドル部にとって、とても大切なものになるのであった。

しゃもじ ( 2021/05/23(日) 11:20 )