菜緒と七瀬が体育館に戻ってきた。
愛萌「菜緒！大丈夫？」
菜緒「大丈夫。心配させてごめんね？」
史帆「こしゃ〜和君は？」
菜緒「あの鈍感男は知りません！」
和也が体育館に戻ってきた。
美玲「和君、こさかなが怒ってるけど何かしたの？」
和也「何かしたというか、言ったというか〜」
美玲「どういうこと？？」
和也「あははっ。みんな揃ったし練習再開しよ」
？？？美玲の頭の中ははてなでいっぱいだった。七瀬さん指導の元、練習は続いた。
和也「ここまでにしよ！七瀬さんありがとうございました。また、よろしくお願いします。」
七瀬「うん。ちゃんと菜緒ちゃんに謝らなかんで？」
そう言って体育館を後にした。七瀬さんもの練習が終わった後に、渡邊さんが合流して１時間ほど練習して部活が終わった。和也は菜緒の元に行く。
和也「あの〜菜緒さん？」
菜緒は一度和也の方を見て、無視して歩いて行く。和也はめげずに声をかける。
和也「明日の部活終わった後暇かな？よかったら、ご飯でもどうかなーって。」
菜緒が足を止める。だが、まだ反応はない。
和也「ハンバーグでもどうかな〜？」
菜緒「奢り？」
和也「もちろんです。どうかな？」
菜緒「行く！」
菜緒は和也の方を向いて笑顔を見せる。
（宮田さんに聞いておいてよかった。）
〜数分前〜
愛萌「菜緒の好きなものですか？」
和也「うん。なんか知らないかな？」
愛萌「最近ハンバーグにハマったって言ってましたよ？」
和也「ハンバーグか。ありがと！」
愛萌「ちゃんと仲直りして下さいね！」
和也「あははっありがと。」
和也は苦笑いをしながら、宮田さんと別れた。
次の日
部活が終わって菜緒と帰っていた。
菜緒「お腹すいた〜！和君早く行こ！」
和也「急ぐと危ないよ〜！」
「うわぁ」菜緒がつまずいた。和也は手を引き抱き寄せた。
和也「だから言ったじゃん。」
菜緒「うん。ありがと。」
和也「普段は大人っぽいのに、こういう時は子どもっぽいね。」
和也は菜緒の手を握り歩き出した。その手を菜緒も強く握り返した。
お店について、ハンバーグを食べた菜緒の機嫌は良くなっていた。
こうして、2人の初めての喧嘩？は無事仲直りをした。