日向高校




























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第7章
アクシデント発生!
昼休みになり、和也は屋上で休憩していた。最近は平和になり、1人の時間も増えた。(平和が1番だな〜)そう思っていると「隣いいですか??」声がしたので振り向くと金村さんがいた。
和也「金村さん。いいよ。屋上に来るの珍しいね?」
金村さんが横に座る。
美玖「先輩がいるかなーって思って。」
和也「俺を探してたの?何かあった?」
美玖「なにもないですよ。ただ、先輩足速かったな〜って思いまして。」
和也「足?あぁ、体育祭の練習で走ったの見てたの?」
美玖「ちょうど、私の席からグラウンドが見てるんですよ」
和也「金村さんは頭いいから、多少授業聞いてなくても平気そうだもんね。それを言いにきたの?」
美玖「いつもテスト前に頑張っているだけですよ。いや、それが言いたかったというか、何というか」
金村さんは何故かテンパっている。
美玖「先輩かっこよかったなーって思いまして。あれ、私何いってるんだろう。聞いてないことにして下さい。」
和也「あははっ。ありがと!」
美玖「あぁーだめだ私。すぐ空回りしちゃうんですよ。」
そう言うと金村さんは落ち込んでいた。
和也「落ち込むことないよ?俺は面白いと思ったし、それは金村さんの個性だから大切にしよ!」
美玖「ありがとうございます!」
金村さんは少し涙目になっていた。
和也「昼休みももうすぐ終わるし行こっか。」
美玖「また時々一緒にお弁当食べてもいいですか?」
和也「うん。いつでもいいよ!」
金村さんは笑顔になり、一緒に屋上を後にした。

放課後になり、各学年で体育祭の練習をする。
和也「リレーはバトンの受け渡しが重要って聞くから、陸上部にレクチャーしてもらお。陸上部のみんなお願いしていいかな?」
「了解!」陸上部がみんなに指導している。2年生はキーポイントになるリレーの練習をしていた。
史帆「和君応援団みたーい!」
和也「みたいじゃなくて応援団なの!」
京子「やっとらしくなってきたね〜」
美玲「京子なんのこと?」
京子「監督と私の秘密!」
史帆「体育祭は贔屓しないって言ったのに!贔屓だ!」
彩花「贔屓だ!!」
美玲「京子、和君との秘密って何?」
京子「秘密は秘密♪」
別に秘密にすることでもないが、追い詰められそうだったのでその場から逃げる和也。すると、「美玖!!」どこからか大きな声が聞こえる。(ん?金村さん?)和也はあたりを見渡すと、金村さんがうずくまっていた。和也は金村さんの元に走り出した。

■筆者メッセージ
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しゃもじ ( 2021/05/04(火) 21:15 )