日向高校




























小説トップ
第7章
体育祭練習開始
その日から体育祭の練習が始まった。
史帆「和君と一緒に授業できて嬉しい〜!」
今日から体育祭まで、毎日学年で一限だけ合同で練習をする。
和也「はいはい。練習するからくっつかないの。」
史帆「えーっ冷たい!」
和也「今はみんなの応援団だからね?アイドル部だけ贔屓できないの。」
史帆「うぅ。わかったよぉ」
和也「部活の時はみんなの監督だからね?」
史帆「はーい!なら授業の時は監督じゃなくて、和君にしまーす!」
和也「ところで、学年対抗戦なら去年の体育祭はどうだったの?」
美玲「去年は2番だったよ?」
和也「そうなんだ!なら今年は1位いけそうだね!」
美玲「えっ?なんで?」
和也「だって、去年の3年生が1位だったんでしょ?」
久美「優勝したのは去年の2年生。今年の3年生だよ?」
和也「そ、そうなんだ。種目は何があるの?」
美玲「男子リレーに、女子リレー、男女選抜混合リレーと・・・あとなんだっけ?」
(リレーしかわからない)
久美「あとは男子の騎馬戦に、女子の借り物競争と綱引きだよ。男女選抜混合リレーは最後の種目で1番点数が高いの。」
和也「なるほどね〜。選抜リレーはどうやって選抜を決めるの?」
京子「それを今から走って決めるの」
齋藤さんが言うには、今から50mを走ってタイムがいい順に決めるらしい。
まず女子が走る。
史帆「和君〜!応援してね〜!」
先生「こら!加藤!集中しろ!」
みんなに笑われるかとし。そして、恥ずかしがる和也。
「位置についてよーい、ピッ」
スタートと共にかとしが飛び出す。そして、ぶっちぎりでその組の1位をとる。
史帆「やったぁ〜!和君〜見ててくれた〜?」
先生「加藤!いちいち佐藤に絡むな!」
また怒られてる。次々に50mを走るメンバー。今まで知らなかったが、アイドル部の子達は足が速い子が多い。東村さん、かとし、潮さんは別格だ。
先生「なら、女子の選抜を発表する!加藤、東村、佐々木美玲、佐々木久美、潮、・・・」
先生から選抜メンバーが発表された。
美玲「やったぁ〜!」
史帆「頑張ろうね!」
東村「めい、走るの好きだから嬉しい〜」
潮「佐藤君も選抜入ってね!」
和也「なるべく頑張るよ。」
和也の順番にある。
久美「監督ってバスケは上手だけど、足は速いのかな?」
彩花「足まで速かったら他の男子に妬まれそうだね」
「位置について、よーい、ピッ」和也はスタートをきった。
美玲「えっ?速くない?」
史帆「すごっ」
和也はバスケの時のドリブルも速い。ボールを持ってない状態だと、さらに速さは増す。
久美「余裕の1位・・・」
史帆「かずくーん!!」
史帆が和也に手を振る。和也は笑って応える。
先生「それでは男子の選抜を発表する。佐藤和也・・・」
和也は男子1位で選抜に入った。
美玲「ハイスペック男子だぁ〜」
彩花「みーぱん。前も言ったけど喜んじゃだめだよ。体育祭終わったら、バスケの次は陸上部に引き抜きされるかも。」
みんなは「はっ」っとする。
和也がみんなの元に戻ると、明らかに周りを警戒している。
和也「みんなどうしたの??」
彩花「陸上部から監督を引き抜きされない様に見張ってるの!」
美玲「みーぱん達が守らなきゃ!」
和也「あははっ。そんな話し来ないから大丈夫だよ!来ても断るし!」
先生「佐藤!ちょっといいか!」
先生が和也を呼び出すとみんなが焦りだす。
史帆「だめです!だめです!和君は私達の監督です!」
彩花「陸上部には入りません!」
先生「陸上部?なんのことだ?私は佐藤に、選抜リレーのアンカーを頼もうとしただけだか。」
美玲「びっくりしたぁ〜」
和也「あははっ。守ってくれてありがと。」
こうして、和也は選抜リレーの選抜に入ったと共に、アンカーを任されることになった。

■筆者メッセージ
たかしさん!
コメントありがとうございます!リクエストに応えれるように頑張ります!
しゃもじ ( 2021/05/04(火) 19:52 )