日向高校




























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第6章
体育祭応援団就任??
今日からまた1週間学校が始まる。
和也「行ってきます。あれっ?どうしたの?」
玄関のドアを開けるとかとしがいた。
史帆「昨日のお礼ちゃんと言えてなかったから、和君のお家にこれば2人っきりで会えるかなーって。」
和也「連絡してくれれば早く出たのに。」
史帆「急がすのが嫌だったから。」
和也「そんな事いいのに。とりあえずいこっか。」
かとしと2人で登校する。
史帆「和君。昨日はほんとにありがと。どうお礼をしたらいいか。」
かとしは申し訳なさからか、いつもよりテンションが低い。
史帆「私に出来る事ならなんでもするから、なんでも言ってください。」
和也「なんでも??」
史帆「なんでもいいよ。」
和也「2ついいかな??」
史帆「2つでも3つでもいいよ。」
和也「なら1つ目は、今度、夏帆ちゃんとかとしと遊びにいこ?」
史帆「へっ?えっ?」
かとしは意外なお願い事で気の抜けた返事をした。
和也「俺一人っ子だからさ、妹か弟が欲しくって!夏帆ちゃんすごい可愛かったからさ!ねっ?だめ?」
史帆「いやいや?えっ?そんな事でいいの?てか、私的には凄い嬉しいけど。」
和也「ほんと?楽しみだな〜!」
史帆「もう1つはなんなの??」
和也「お願いってほどでもないけど、かとしに暗い顔は似合わないよ?だから、いつもみたいに笑っててよ?」
かとしは立ち止まる。
和也「あれ?どうした??うわあ」
かとしが和也に抱きつく。
史帆「和君ありがと〜。」
和也「ん?お礼されることしてないよ?てか、遅刻しちゃうから早くいこ?」
史帆「うん!としちゃんゴー!」
いつも通りのかとしになって、和也はホッとした。
学校に着き、かとしとはクラスが違うので別れた。
和也「潮さんおはよ。」
潮さんに挨拶をして席に座る。
潮「佐藤君おはよ。後1ヶ月後だね!」
和也「ん?1ヶ月後?何が?」
潮「何がって体育祭だよ!学校の年間カレンダー見てないの?」
和也は生徒手帳でカレンダーを確認する。6月末に体育祭と書いてある。
和也「ほんとだ。体育祭のチームってクラスなの?」
潮「クラスっていうか学年だよ!1学年3組がチームで、学年対抗戦なの!」
和也「学年対抗戦?なんか変わってるね?」
潮「確かにあんまり聞いた事ないかもね。それで、今日のHRで応援団を決めるらしいよ。」
和也「応援団ね〜。」
和也は自分から前に立つタイプではないので、関係ないかなって思っていた。
白石先生が入ってきてHRを始める。
白石「クラスから男子1名を応援団を出しますが、やりたい人??」
「はいっ!はいっ!はいっ!」和也以外の男子がみんな手を上げる。
和也「潮さん、なんでみんなやる気なの?」
潮「やっぱ応援団をやると注目されるしモテるからね」
白石「お〜意欲的で素晴らしい!1人を除いて。」
白石先生が和也を睨む。和也はびっくりして目を逸らす。
白石「ここまで多いと決めれないわね〜!そうだ!やっぱり応援団はみんなから慕われないと出来ないから、クラスみんなで投票にしましょう。」
「それにしましょう!」「誰になっても恨みっこなしな!」
白石「なら決まり!なら1人1枚紙を配るから、なって欲しい人の名前を書いてね!男子は自分の名前を書くのもよし、人の名前を書くのもよし!女子はクラスの『全員』の男子からなって欲しい人を書いてね?」
(ん?今全員を強調しなかったかな?)
和也「あの〜?」
白石「佐藤君どうしたの?」
和也「今クラスの男子全員とおっしゃいましたか?」
白石「あっ?」
和也「なんでもありません。」
投票を開始した。そして、投票結果。
白石「なら2-Bの応援団は佐藤君でけってーい!拍手!」
なんと、クラス全員の女子が和也に投票し、圧倒的な差で決まった。
「佐藤ならしょうがないか。」「やるからにはしっかりやれよ!」「サポートしてやるからな」クラスの男子が応援してくれる。なんでいいクラスなんだ!とは思う余裕のない和也であった。

■筆者メッセージ
たかしさん!コメントありがとうございます!
もし推しメンが居ましたら、今後の展開に入れていくので、嫌じゃなければ教えて下さい!
しゃもじ ( 2021/05/03(月) 22:14 )