第二話 制服ナノ
制服に着替えたアルノちゃんが駆け寄って来る
トタトタトタ
「お待たせナノ」
やはりと言うべきか…制服を着たアルノちゃんは破壊力が桁違いだ
「じゃ、じゃあその壁を背景にポーズを取って見て…」
場所だけ指定してポーズはアルノちゃんに丸投げをするが、さすがアルノちゃん
しっかりとポーズを決めてくれる
「うん、語彙力なくてごめんだけど…なんかかっこよく撮れたよ」
「ホント?よかったノ」
撮影中キリっとした表情をしたかと思えば、話しかけるとすぐに柔らかい表情をする。このギャップも堪らない
「じゃあさっきみたいにベッドに寝そべってみてくれるかな?」
「是」
相変わらず独特の返事だ。
ベッドに寝そべるアルノちゃんをカメラに収めていく
「いいね!めっちゃ可愛く撮れたよ!」
「ホント?嬉しいノ。もっといっぱい可愛く撮って欲しいノ」
「じゃあチョットだけ休憩しよっか?撮ったデータ確認したいし」
「わかったノ。じゃあ休憩してるね」
僕はカメラに収めたアルノちゃんがちゃんと撮れているか確認するために休憩を言い渡す。アルノちゃんは壁にもたれ、ニコニコしながら僕の事をジッと見ている
「そ、そんなにジッと見られると恥ずかしいよ…それに…」
スカートからパンツが見えている。僕は慌てて視線を逸らすと
「それに…なんですか??」
僕の視線の先を追われスカートの中を見ていたことに気づかれてしまう
「パンツ…見えちゃったノ?……スカートの中気にナルノ…?」
僕は慌てて
「え!?いや…あの……ゴメン…見えちゃった…そ、そりゃ気にならないわけない…」
正直に答えるとアルノちゃんは笑って
「ふふふっ。正直ナノね?下着くらい見られても大丈夫ナノ」
「え?…いいの?…じゃ、じゃあさ…アルノちゃんの下着姿とかって撮らせてもらったりできる??」
僕は思い切ってとんでもない事だとわかりつつ提案する
「是。でも…二人だけの秘密ね?」
まさか下着撮影OKだなんて…
冷静に撮影を続けることが出来るんだろうか…